【なぜ学生は離脱するのか】オープン・カンパニーや説明会、インターンシップで「つかめない会社」の特徴5選

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なぜ、学生は自社のことを覚えてくれないのか

── 7月、インターン期直前に見直したい“伝え方の落とし穴”とは

7月。学生たちの夏休みが近づき、いよいよ夏インターンシップ本格化のシーズンを迎えます。
これに限らず、企業はオープンカンパニーや1day仕事体験、インターンシップなど、様々なイベントを通じて学生との接点を増やそうとしています。

しかし、せっかくのイベントにも関わらず、「学生が最後まで話を聞かない」「その後のエントリーにつながらない」という声も少なくありません。
それどころか、学生さんは、貴社のイベントに参加をしたことすら忘れてしまっているケースも多いのです。
「名前だけでも覚えて帰ってください」-そんな風に、口には出さずとも思っている担当者さんも多いのではないでしょうか。
本記事では、「つかめない会社」になってしまう5つの特徴と、改善のヒントをご紹介します。

特徴① 冒頭がいきなり「事業説明」だけ

企業理解を促すはずの冒頭で、淡々と売上や拠点数、沿革を語る──
学生にとっては「知らない会社のカタログを読まされている」ような時間です。

ポイント: 冒頭には「なぜこの会社が社会に必要なのか」「何の課題を解決しているのか」を、できれば“人の言葉”で伝えましょう。たとえば「今、私たちが届けているのは“子どもたちの安心”です」など、印象に残る言葉で始めることで、記憶に残る会社になります。

特徴② 社員の話がテンプレ化している

社員登壇があっても、「やりがいがあります」「風通しがいいです」といった定型コメントに終始してしまうと、共感のきっかけが持てません

ポイント: エピソードベースで語る、「自分が入社を決めた理由」「最初に驚いたこと」「失敗と乗り越えた話」など、“1人称のリアル”があるだけで、学生の心のノック率は大きく変わります。

特徴③ 資料が文字だらけで読む気が起きない

パワーポイントのスライドがぎっしりとした文章で埋め尽くされていませんか?
学生は同じようなイベントを複数こなしており、「読む気がしない」資料は記憶に残りません。

ポイント: 視覚的に整理されたデザイン、1スライド1メッセージ、そして図や写真の活用が有効です。説明会資料は「読み物」ではなく、「話を届けるためのツール」です。

特徴④ インターンや選考の流れが曖昧

せっかく興味を持ってくれても、「次に何をすればいいのかわからない」という状態では、離脱してしまいます。

ポイント: イベント終了後のフロー(ES提出→選考→インターン参加など)を具体的に提示し、選考日程も可能な限り提示しましょう。学生は「自分がどこにいるのか」を常に確認したがっています。

特徴⑤ “想定外の質問”に答えられない

イベント中の質疑応答で、現場社員や司会者がうまく返せないと、企業全体の印象が落ちてしまいます。

ポイント: 想定問答集をあらかじめ作成し、現場と共有しておくことが重要です。また、最近は「社風を知るにはどんな場がありますか?」「社員の1日のスケジュールを教えてください」など、“働き方”に関する質問が増えています。

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