10月も半ばを過ぎ、後期授業もスタートし、学園祭シーズンが終わると、学生の就職活動は次のステージへ。
秋冬イベントや企業研究が本格化し、企業との接点を求める動きが加速します。
この時期は、「夏のプログラム参加学生への早期選考に向けた接点づくり」と
「今後の本選考期にむけた学生母集団形成の強化」を同時に進める必要があり、
採用担当者にとっては非常に忙しいタイミングです。
時間と工数をかけて夏期に接点を持てた学生に対して、
この秋冬でどのように接点を持っていくのかという観点も悩ましいところです。
夏期学生への選考期への動機づけ施策としては、以下のような事柄などを検討されています。
夏のインターシップに対して、秋冬の施策として挙がるのが、「仕事体験」と「オープンカンパニー」
どちらも学生との接点を作る手段ですが、目的や設計が異なるため、両立には工数がかかります。
以上のように、早期選考と秋冬のプログラムを同時に実施することで、本選考母集団の増加に繋がりますが、
限られた人事リソースでは、どちらかに偏ってしまうケースも少なくありません。
以前のようにナビサイトの予約画面で受付していれば自然に学生が予約してくれる時代ではありませんので
集客のためにスカウト・DM・エントリー済み未アクション学生への企業からのアプローチも必要です。
採用目標を達成させるために無理なく各施策を実施するためには、設計のシンプル化と外部との連携が鍵になります。
具体的には
といった工夫により、施策の質を落とさずに、運営の負担を減らすことが可能です。
秋冬の施策は、単発で終わらせるのではなく、学生との継続的な関係構築につなげることが重要です。
インターンやオープンカンパニーを通じて企業理解を深めた学生が、春以降の選考に進む流れを作ることで、採用活動全体の効率化にもつながります。
特にRPOや採用事務代行、スカウト送信代行などの外部委託により、時間を空けることは重要になってきています。
秋冬は、採用活動の中でも特に「設計力」が問われる時期。
限られたリソースの中で、どのように学生との接点を最大化するか。
そのためには、施策の目的を明確にし、必要な部分だけに工数をかける設計が求められます。
「やるべきことが多すぎる」と感じたら、まずは施策の棚卸しから始めてみてはいかがでしょうか。
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