クリエイティブラボ|業界別の求人原稿表現~Z世代×不動産営業編~

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未経験採用も積極的に行われている不動産業界。

営業職は忍耐力が必要な場面が多いため「精神面が強い人材」や
「粘り強い人材」を望む企業様も多いかと思います。

また営業成績が収入に直結しやすい業界ということもあって、
稼ぐことにやりがいを感じる方であれば長く活躍できる、というのもこの業界の特徴です。

今回はそうした不動産業界の広告制作にあたって、大切にしたいコツを取り上げます。

そしてさらに今回はターゲットを<20代の若手>に絞ります。
必然的にZ世代と呼ばれる層がターゲットになります。
Z世代をターゲットに応募を集めるには、しっかりとした戦略が必要です。

Z世代のハートを掴む広告にするために、打てる手段をご紹介させていただきます。

目次

  1. そもそもZ世代の特徴って?
  2. 魅力の伝え方が大事!
  3. Z世代の興味関心をプッシュ!
  4. 採用についてのご相談は飛竜企画へ


1、そもそもZ世代の特徴って?

まずは設定ターゲットと原稿のズレがないように、Z世代の分析から始めましょう。
一般的にZ世代の特徴として、以下のような傾向が挙げられるようです。

① 年収や出世に興味がなく保守的
② プライベートや趣味・家庭との両立に重きを置く

▼詳しい解説は以下:


① 生まれながらに不況で好景気を知らないZ世代。
  金銭感覚が安定志向で、派手なお金の使い方は好まない傾向があります。
  無理のない収入で堅実な生活を送りたい、地に足が着いたタイプ。
  ただこれはあくまで一般的な一面であり、一部では資産運用や副業で十分な収入を得ている層もいます。

② ①に伴い、多すぎず少なすぎず“一定の収入”をキープしたい傾向にあるZ世代は、
  仕事に精を出して収入を増やすことよりも趣味の充実や家族との時間に重きを置いているようです。
  プライベート優先の傾向から、若年層をターゲットとする広告はワークライフバランスを推すものが増え、
  実際に弊社でも効果を出している求人もあります。

次はいかにそのZ世代を業界に取り込むか、その手法を紐解いていきましょう。



2、魅力の伝え方が大事!

保守的な考え方をもつZ世代に向けて、
頑張れば頑張っただけ収入に繋がるというこの業界をアピールするにはどうしたらいいのか。
ポイントとなるのは魅力の伝え方です。

おすすめするのは寄り添ったテイストで印象を和らげること。
業務のやりがいや手応えなどの温度はそのままに、ハードルを高く感じさせないことが大切です。
かつ「自分でも挑戦できそう」だと思ってもらえればベター。

■具体的にはどうする?

例えばキャッチコピーで稼げることをアピールしたい場合
年収1000万円稼ぎたい人集まれ!!】という表記も可能ですが、
【実はあなたも年収1000万、稼げます。】と表記するだけでだいぶ印象は変わってきます。

言い回しや「!」、「。」の使い分けで、勢いを強調したいのか、
求職者に自信を与えたいのか、新たな興味に結びつけたいのかなどの変化をつけられます。

■年収例を記載することも効果的

社歴や役職など、キャリアに応じて複数の例を記入することで
「だいたい何年目でこれくらい」と収入の目安を把握することができるため、
求職者が人生設計を見据えて転職先を見極めるポイントになります。





3、Z世代の興味関心をプッシュ!

■福利厚生などの環境面をアピール

不動産業界は土日祝日は出勤になるイメージが強いため、
プライベートの充実を重視しがちなZ世代にとって、働く環境面はいちばん気になるところ。

「日曜固定休みOK」、「希望休が通りやすい」など融通が利く場合は積極的にアピールしましょう。

さらに残業が少なければオンオフがつけやすい環境だとプラスαでアピールできますし、
資格取得制度に力を入れている場合はキャリアアップを見据えた意識の高い求職者に届きやすくなります。
研修制度の充実を打ち出せば、未経験の方への安心感にも繋がるでしょう。
(例:マンツーマン指導、独り立ちまでの時間、座学研修の有無、得られる知識・スキルなど)

福利厚生が気になるZ世代を確実に取り込むために、ここはなるべく具体的に記載したいものです。

■やりがい:「住む幸せ」をデザインする

業界全体の意義を改めて振り返るのも1つの手。
いわゆる「やりがい重視」で求職者の心を原稿に引き込んでいきます。

この業界は生活に必要な3本柱である「衣食住」のうちの「住」をご提案する役割を担っています。
お客様の未来の幸せをデザインするサポートができるという視点を、
ロマンティックまたはダイナミックなストーリー仕立てにするのも手段です。
ワクワクする・アツくなれる原稿にすることで、求職者の心を動かせるかもしれません。

■インタビューをフル活用!

温度を感じられる具体的なエピソードは、可能な限り記載することをお勧めします。

お客様とのやり取りや業務上で感じたことなど、小さなことでも構いません。
独自のエピソードはその会社の個性、色となります。そしてそれを光らせるほど注目度は上がります。

大きな数字を動かす仕事だからこそ、そこには何かしらの濃いエピソードが伴っているはずです。
外部の人間にとってそのエピソードこそ興味・関心が引き出されるきっかけとなるため、
まずはそこをなるべく情景が伝わるように原稿に落とし込むことが大切です。

■人生の選択肢を増やす提案を。

Z世代の特徴としてもう1つ注目すべき点は
「起業家精神を備えている」、「上下関係の厳しい職場環境になじみにくい」という点です。

ご存知の通り不動産業界ではフルコミッション、独立などの道を選ぶ人も珍しくありません。
もし貴社がそうした働き方を応援する立場でしたら、その旨を記載することをお勧めします。
個人の裁量が大きい働き方がより支持されるようになった令和時代、
将来的に働き方の選択肢が増える、というのは大きなメリットとなるでしょう。

特に起業家精神があり、個人での労働に抵抗がないZ世代にはピタッとハマる可能性があります。


4採用についてのご相談は飛竜企画へ

広告表現ひとつで、採用の効果が大きく変わることはよくあります。
広告営業担当者との打ち合わせを通して、今まで気づかなかった魅力や
メリットを見つけ出すこともあります。

採用でお困りの方は、ぜひ一度、飛竜企画にご相談ください。



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