こんにちは!今回は飲食業界の採用事情についてご紹介させていただきます。
1.現在の労働市場について
厚生労働省によると、
■令和5年5月の有効求人倍率は1.31倍で、4月に比べて0.01ポイント低下
■令和5年5月の新規求人倍率は2.36倍で、4月に比べて0.13ポイント上昇
となっています。
有効求人倍率は4月より0.1ポイント下がったものの、
いずれも上昇傾向にあります。
また、総務省によると少子高齢化の進行により、
■我が国の生産年齢人口(15~64歳)は1995年をピークに減少
■2050年には5,275万人(2021年から29.2%減)に減少する
と言われています。
(内閣府(2022)「令和4年版高齢社会白書」)
2.飲食業界の市場
下記は2020年4月~2023年5月の1都3県でのタウンワークの求人件数になります。
(「飲食・フードサービス/1都3県におけるタウンワーク掲載状況」※自社計測による)
求人件数はコロナ前より多くなっています。
そのため、応募数や採用数はコロナ前よりも少なく、一求人に対する効果が悪くなっているのが現状です。
3.飲食業界で人を採用するために
コロナにより接客業にマイナスなイメージがついてしまったことに加え、
働き方改革やリモートワークで「いつでもどこでも稼げる」という考えが定着していた今、
飲食業界の採用はより難しくなっています。
時給を上げて集客するというやり方もありますが、
時給+「働きやすさ」が求められる時代。
過去求人を出す上で人気のあったメリットをご紹介します!
①身だしなみの規則緩和
最近では身だしなみの規定が緩和されている企業様も多いです。
「髪型や髪色自由」、「ネイルOK」、「ピアスOK」、「髭OK」など、
おしゃれも楽しみたい大学生からは人気のメリットとなっております。
②シフトの融通性
「週1日×1日3時間」のシフト制は現在でもメリットとして打ち出されていますが、
最近では「週1日×1日2時間」という企業様も増えています。
また、シフトに関しても1ヶ月ではなく「2週間や1週毎の自己申告制」をしている企業様もおり、
求職者の「スキマ時間に働く」という考えが浸透しつつあります。
③シニア層の活躍
飲食業界というと、接客や立ち仕事で体力を使うことから
若年層や主婦層をターゲットにしている企業様が多くいると思います。
ただ先述でもあったように、労働人口の減少+求人件数(競合他社)の増加に
打ち勝つためには、シニア層の採用が今後必須となります。
■開店前の仕込みや清掃のみシニア層の採用
■開店後のホールやキッチンはターゲット層
と切り分けて採用成功している企業様もいます。
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いかがでしたでしょうか。
条件だけでなく、自分のライフスタイルと両立しながら働く時代。
飛竜企画ではお客様の採用状況を踏まえた上で、
市場や求職者の動向変化に合わせた提案や情報提供をしています。
ぜひ、お気軽にご連絡いただければと思います。
一緒に飲食業界を盛り上げていきましょう!