「動機づけ」を科学しよう~給与・待遇を改善したのに、採用・定着が上手くいかないあなたへ

給与や福利厚生だけでは学生の心は動かない
説明会で学生を引き込む「動機づけ」の科学
「説明会では会社の魅力を伝えているつもりなのに、反応が薄い…」
「そもそも給与や福利厚生で他社に勝てない」
そんな悩みを抱える採用担当者の方へ。
実は、学生が企業を選ぶときに重視しているのは 給与・待遇以外の“動機づけ要因” かもしれません。
本記事では、心理学の古典理論「ハーズバーグの二要因理論」から、
説明会で学生を惹きつけるためのポイントを解説します。
学生が求める“やりがい”は「動機づけ要因」にある
給与や福利厚生はもちろん大切です。
しかし、ハーズバーグ理論によるとこれらは 「衛生要因」にすぎません。
衛生要因は適切でないと不満につながりますが、充実させても学生の志望度アップやモチベーション向上には直結しません。
衛生要因(不満を防ぐ要素)
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給与
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福利厚生
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労働時間・環境
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安定性やネームバリュー
これらは「最低限整っていて当たり前」と捉えられているため、
説明会でここだけを訴求してもインパクトは薄いのです。
では何が学生の心に響くのか?
それが 「動機づけ要因」です。
動機づけ要因(満足やモチベーションを生む要素)
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社会貢献性・仕事の意義
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自己成長できる環境
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評価される文化
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チャレンジできる裁量や役割
学生が説明会で企業に期待するのは、「ここで働く意味」を感じられること。
特にZ世代は「やりがい」や「自分らしさ」を重視する傾向が強いと各種調査でも出ています。
説明会で動機づけ要因を伝えるための3ステップ
ステップ1:仕事の「社会的意義」を言語化する
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NG:「営業としてお客様に商品を提案します」
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OK:「地域の中小企業を資金面から支え、地元経済の発展に貢献します」
学生が自分の仕事の価値を想像できるように具体的に。
ステップ2:成長できる環境をストーリーで伝える
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若手社員の成長ストーリー
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チャレンジを支える先輩・上司のエピソード
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研修制度やOJTのリアル
ステップ3:自社ならではの「人との関わり方」を見せる
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説明会動画やスライドに社員の顔・声を多く登場させる
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1日の仕事の流れや関わる人をビジュアルで紹介
→「この人たちと働きたい」と感じさせることがポイント
高度なスライドや動画編集は不要。「伝え方改革」はここから
実は、弊社のお客様の中でも、オープン・カンパニーや会社説明会資料で
「動機づけ」に関する部分が一切なかったお客様がいました。
資料を改善しただけで、学生の質やコミット度が大きく変わったのです。
ほんの少しの「目の付け所」にこそ、改善のヒントが眠っています。
「そんなに魅せる資料は作れない…」
「デザインや動画のノウハウがない…」
ご安心ください。中小企業でもできる方法があります。
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採用ピッチ資料のテンプレート活用
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AIナレーションを使った説明会動画
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無料ツールでの内定者フォロー
これらを活用すれば、コストを抑えて「伝わる」説明会が実現可能です。
現在、本選考期も見据えた、インターンシップ・会社説明会資料(採用ピッチ資料)の無料相談会を開催中。
ご希望に応じて、資料改善の方向性や、プロのデザイナーによるサンプル提示も可能です。
- 去年の資料を、学生視点で再設計
- 構成だけ決まっている資料のビジュアル化
- ゼロからの新規制作(納期応相談)