1. TOP
  2. 人事コラム
  3. 人事コラム 新卒採用 採用ツール 理解を深めたい
  4. 「動機づけ」を科学しよう~給与・待遇を改善したのに、採用・定着が上手くいかないあなたへ

人事コラム

「動機づけ」を科学しよう~給与・待遇を改善したのに、採用・定着が上手くいかないあなたへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「動機づけ」を科学しよう~給与・待遇を改善したのに、採用・定着が上手くいかないあなたへ

給与や福利厚生だけでは学生の心は動かない

説明会で学生を引き込む「動機づけ」の科学

「説明会では会社の魅力を伝えているつもりなのに、反応が薄い…」
「そもそも給与や福利厚生で他社に勝てない」

そんな悩みを抱える採用担当者の方へ。

実は、学生が企業を選ぶときに重視しているのは 給与・待遇以外の“動機づけ要因” かもしれません。
本記事では、心理学の古典理論「ハーズバーグの二要因理論」から、
説明会で学生を惹きつけるためのポイントを解説します。

学生が求める“やりがい”は「動機づけ要因」にある

給与や福利厚生はもちろん大切です。
しかし、ハーズバーグ理論によるとこれらは 「衛生要因」にすぎません。

衛生要因は適切でないと不満につながりますが、充実させても学生の志望度アップやモチベーション向上には直結しません。

衛生要因(不満を防ぐ要素)

  • 給与

  • 福利厚生

  • 労働時間・環境

  • 安定性やネームバリュー

これらは「最低限整っていて当たり前」と捉えられているため、
説明会でここだけを訴求してもインパクトは薄いのです。

では何が学生の心に響くのか?
それが 「動機づけ要因」です。

動機づけ要因(満足やモチベーションを生む要素)

  • 社会貢献性・仕事の意義

  • 自己成長できる環境

  • 評価される文化

  • チャレンジできる裁量や役割

学生が説明会で企業に期待するのは、「ここで働く意味」を感じられること。
特にZ世代は「やりがい」や「自分らしさ」を重視する傾向が強いと各種調査でも出ています。

説明会で動機づけ要因を伝えるための3ステップ

ステップ1:仕事の「社会的意義」を言語化する

  • NG:「営業としてお客様に商品を提案します」

  • OK:「地域の中小企業を資金面から支え、地元経済の発展に貢献します」

学生が自分の仕事の価値を想像できるように具体的に。


 ステップ2:成長できる環境をストーリーで伝える

  • 若手社員の成長ストーリー

  • チャレンジを支える先輩・上司のエピソード

  • 研修制度やOJTのリアル


 ステップ3:自社ならではの「人との関わり方」を見せる

  • 説明会動画やスライドに社員の顔・声を多く登場させる

  • 1日の仕事の流れや関わる人をビジュアルで紹介

→「この人たちと働きたい」と感じさせることがポイント

高度なスライドや動画編集は不要。「伝え方改革」はここから

実は、弊社のお客様の中でも、オープン・カンパニーや会社説明会資料で
「動機づけ」に関する部分が一切なかったお客様がいました。
資料を改善しただけで、学生の質やコミット度が大きく変わったのです。
ほんの少しの「目の付け所」にこそ、改善のヒントが眠っています。

「そんなに魅せる資料は作れない…」
「デザインや動画のノウハウがない…」

ご安心ください。中小企業でもできる方法があります。

  • 採用ピッチ資料のテンプレート活用

  • AIナレーションを使った説明会動画

  • 無料ツールでの内定者フォロー

これらを活用すれば、コストを抑えて「伝わる」説明会が実現可能です。

現在、本選考期も見据えた、インターンシップ・会社説明会資料(採用ピッチ資料)の無料相談会を開催中。
ご希望に応じて、資料改善の方向性や、プロのデザイナーによるサンプル提示も可能です。

  • 去年の資料を、学生視点で再設計
  • 構成だけ決まっている資料のビジュアル化
  • ゼロからの新規制作(納期応相談)

 ▶詳細・お申し込みはこちら

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加