クリエイティブラボ|業界別の求人原稿表現~アパレル採用編~

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人々の生活に欠かせない衣・食・住に関連する、アパレル業界。

アパレル業界といっても様々な職種がありますが、
今回は多くの方にとって一番身近な「アパレル販売員」の採用に焦点を当てていきたいと思います。

デザイナー、バイヤー、パタンナー、プレスなどスキルや経験を問われやすい職種もありますが、
販売職であればこれまでのキャリアに捕らわれずチャレンジしやすいという印象があるでしょう。
一方で、人材の確保に苦戦している企業様も多いのではないでしょうか。

今回はそんなアパレル販売員の採用における現状と、採用成功に向けたポイントをご紹介させていただきます。

 

目次

  1. アパレル業界のネガティブなイメージとは?
  2. 原稿表現のポイント
  3. ノルマの有無について
  4. 採用についてのご相談は飛竜企画へ


1、アパレル業界のネガティブなイメージとは?

■離職率が高い傾向がある

既にご存知の方も多いかと思いますが、まずは現状の整理から始めましょう。
下記のデータをご参照ください。

https://ad-vantage.jp/job/apparel-graduate/
(お仕事アドバンテージ 2023年8月5日 掲載コラム引用) 

上記には新卒採用におけるアパレル業界の離職率について触れられています。
その数字は47.8%。残念ながら決して低いとは言えません。

その理由としては主に給与が低いノルマがきついなどが挙げられるようです。
またこれ以外にも、夏季や年末年始にはセールなどの繫忙期を迎えるので、
世間一般的な休暇の時期に休みが取りづらいという理由も挙げられるでしょう。
これは新卒、転職組に関わらず業界全体の印象にも直結しています。


■キャリアアップは狭き門?

求職者の中には現場や店長の経験を経てゆくゆくはMG、
本部スタッフとしてのキャリアビジョンを思い描かれている方も多いでしょう。
常に複数名が希望を出しており、競争率が激しく、
そこを勝ち取るためには何年も実績を残すことが求められます。

さらに、ポジションが空く必要が出てくるので、
実際はなかなかそのチャンスが巡ってこない場合もあります。

こうしたネガティブなイメージをいかに払拭できるかが、採用のポイントとなってきます。

 


2、原稿表現のポイント

働く上での魅力を原稿の表現に活かし、優秀な人材への確保に繋げていくため、
下記のポイントを押さえることをおすすめします。

■独自の人脈づくりができる

業界で働くメリットとして挙げられるのは、まず人脈の拡大が挙げられます。
店舗に訪れるお客様の中には単にブランドやそのファッションの世界観に惹かれているだけでなく、
▲▲▲さんから買いたい!」という販売員の固定ファンの方もいらっしゃいます。

そうした固定ファンを自身の手で増やせるのは、アパレル業界で働く醍醐味のひとつです。

自分のファンを増やすということは仕事へのモチベーションや自信に繋がるだけでなく、
リピーターの確保や安定した売上げにも直結します。また定期的に店舗の異動がある場合でも、
そのファンを異動先のお店に促すこともでき、ゼロベースのスタートではないという精神的な安堵もあります。

さらに人事の方も既にご存知のように、人脈はお客様に限ったことではありません。
百貨店勤務などの場合はその館の従業員や他店舗のスタッフに対しても同様です。
横のつながりを広く持つことで流行などの情報をより素早くキャッチすることができ、
また他ブランドから良い刺激を受けてファッションの感度を上げていくこともできます。

また顧客を増やすというのは、例えば業界問わず営業の経験者に響くポイントでもあります。
異業種からの転職者にアピールすることも1つの手と言えるでしょう。
原稿内の表現方法については、ぜひ飛竜企画へご相談ください。

■大幅値引きの従業員特典

他にも業界の特徴として「従業員割引制度」を設けている企業様は多いのではないでしょうか。

原価率などにもよりますが相場で30~50%程度、最大で80%も値引きをする企業様もいらっしゃるそうです。
これは、ファッションに多感で色々なスタイルを試したい!と思っている若手には非常に魅力的な制度。
若手層がターゲットの場合は、この制度を推すことをおすすめします。

また、試作品のサンプルや商品化されなかったレアもののアイテムなども安く購入できるのは、
業界で働くスタッフならではの特権でもあります。

■語学スキルも活かせる

お台場、銀座、東京駅周辺など観光スポットとしても根強い人気があるエリアでは外国人観光客も多く、
語学スキルを活かして接客する機会も多くあります。

留学帰りで新しい職場を探されている方、資格の勉強をしている方、国際交流に興味がある求職者などには、
そうした土地柄をアピールすることでターゲットに響く求人広告を制作することも可能です。

外国人のお客様▲割程度英語・フランス語・中国語のスキルが活かせますなどの
具体的な割合や役立つ語学スキルに触れると尚、効果が見込まれるでしょう。

■時間を有効活用できる

最近では、無駄な残業を避け、働き方改革を行う企業が増えています。

定時退社がしやすい販売員はお仕事や休日に自分の時間を確保したり、
キャリアに繋がる資格の勉強に時間を割いたりできるのは求職者にとって大きなメリットです。

販売士(リテールマーケティング)検定ファッション色彩能力検定繊維製品品質管理士(TES)
などのファッションに関する資格以外にも、売上げ管理に役立つ経理や前述の語学関連、
マーケティングなどの資格習得に時間を活用することで求職者の日々の充実にも繋がりますし、
キャリアアップに触れる際の説得力も増します。

また子育て中の方などご家族がいらっしゃる方も、
プライベートと仕事を無理なく両立できるのは嬉しいポイントでしょう。

■ターゲット別キャッチコピー案

ターゲットの年代によって、表現方法を変えるのも効果的です。年代別に響くキーワードをいくつかご紹介します。

◎20代
ファッションのトレンドへの関心が高い20代の若手層には、
「社割」や「レア商品」「最先端」「大流行」といったキーワードのほか、
「社会人経験不問」「未経験OK」といったハードルを下げるキーワードが効果的です。

30~40代(キャリアチェンジ)
「最短●ヶ月で店長になれる」「残業ほぼ無し」「元営業活躍中」「語学スキル活かせる」「賞与・昇給」など、
キャリアアップや安定を視野に入れたキーワードを入れることをおすすめします。

40~50代(主婦層)
「再スタート応援」「ブランクOK」「完全週休2日」「家事と両立」など、
一度社会から離れていた方でも挑戦できること、
プライベートと両立しやすい環境であることをアピールするのが効果的です。




3、ノルマの有無について

前述したとおり、アパレル販売は「ノルマがきつい」というイメージを持つ方が多いようですが、
実際には、店舗での目標は設定していても個人ノルマを設けていない企業様の方が多いのではないでしょうか。
マイナスなイメージを払拭するためにも、個人ノルマが無い場合は、その点を目立つように表記することが効果的です。

個人の販売目標を設けている企業様の場合は、求職者が入社後もスムーズに業務に適応できるように、
また一刻も早く戦力となれるように、しっかりと事実をお伝えしておくことが大切です。

あわせて、最前線で活躍しているスタッフの目標に対する達成姿勢や、やりがいの部分を併記することで、
ネガティブではなくポジティブな印象を与えることができ、求職者のチャレンジ精神をかき立てることもできるでしょう。


4、採用についてのご相談は飛竜企画へ

広告表現ひとつで、採用の効果が大きく変わることはよくあります。
広告営業担当者との打ち合わせを通して、今まで気づかなかった魅力や
メリットを見つけ出すこともあります。

採用でお困りの方は、ぜひ一度、飛竜企画にご相談ください。



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