学生にとって塾講師は自身の経験やスキルを活かせる場であり、
高収入を稼ぎやすいアルバイトのひとつです。
ですが、塾講師は直接生徒と触れ合い授業を行っていくため、
人材の質を重視して採用する必要があります。
だからこそ「優秀な学生を採用するにはどうしたらいいか」と
悩みを抱えている塾関係者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、学生×塾講師の採用を成功させるポイントや、
求人原稿表現のコツについてご紹介します。
目次
まずは塾講師を志望する学生がどんな特徴・志向性を持っているか確認していきましょう。
1.学業への意欲が高い
「勉強が好き」「教えることが得意」という方が多く、
自身の受験経験や学習方法を活かしたいと思っている方が多いです。
2.コミュニケーション能力が高い
塾講師になるためには、生徒との信頼関係を築くための対話力や共感力が必要です。
年齢や性格が異なる生徒にも柔軟に対応できるコミュニケーション力は重要な要素です。
3.責任感が強い
塾講師を志望する方は責任感が強い方が多いです。
実際、生徒の成績向上や目標達成に対して責任感を持てる方の方が活躍しやすくもあります。
4.リーダーシップや指導経験がある
学生で塾講師をしている方の中には、部活動やサークル活動でリーダー的な
役割を担った経験がある方も多いです。また、教職を目指している方もたくさんいます。
優秀な塾講師を採用するためには、応募者が塾に魅力を感じ、
自分に合った職場だと感じるようにすることが重要です。
ターゲットの特徴・志向性を踏まえ、下記の3つのポイントに注意して
求人原稿の作成を行うことが大切です。
■学生が知りたいポイントを明確にする
効果的な求人原稿を作成するためには、学生にとって「何が魅力的なのか」を
具体的に示すことが大切です。ターゲットの目線に立ち、求職者の不安を解消することで、
より強い応募意欲を引き出すことができます。
詳細のポイントについては後述しますが、「どんな職場環境でどんな仕事をするのか」が
イメージできるように意識しましょう。
■評価基準を明確にする
責任感が強く、真面目な性格のターゲットに対して、「どのように評価されるのか」を
明確にすることで、安心感を与えることができます。
例えば、「生徒の成績向上」「生徒や保護者からのフィードバック」
「授業態度」など、何を指標にして評価を行うか応募者に説明すると効果的です。
また、採用に関しても「どんな基準で採用するか」を明確に提示することで、
質の高い応募者が集まりやすくなります。
■経営理念への共感を得る
経営理念への共感を引き出すことで、単なるアルバイトではなく、
使命感を持った講師として活躍してもらいやすくなります。
塾は企業ごとに特徴があり、教え方や指導方針も大きく異なります。
逆に、企業理念への共感がないまま採用してしまうとミスマッチが起きやすく、
早期離職につながってしまうケースや、
生徒や保護者からのクレームにつながる恐れもあります。
求人原稿にはしっかりと経営理念を打ち出すように心がけましょう。
では、学生が知りたいポイントとは何なのでしょうか。
6つのポイントに絞って解説していきます。
■授業形態や指導方法
「授業形態」「指導方法」「授業準備の必要や量」「オンライン指導の有無」など、
「どのように教えるか」を具体的にイメージできるように伝えましょう。
記載例)
【授業形態】 個別指導、1対1指導、少人数クラス(3~5人)、大人数の集団授業など
【指導方法】 オリジナルの教材を使用、講師が教材を作成する必要があるなど
■担当する生徒
「学年」「性別」「学力レベル」「生徒の特徴」など、
自分が担当するのがどんな生徒なのか具体的にイメージできるように伝えましょう。
記載例)
【学年】小学生、中学生、高校生、大学受験生など
【学力レベル】基礎学力の補習レベル、難関校受験対策など
【特徴】学習意欲の高い生徒が多い、苦手克服がメインなど
■塾の規模感
塾の規模感は、塾講師としての働きやすさや雰囲気に直結する重要な情報のひとつ。
規模によって指導スタイルや職場環境も異なるため、応募前に知っておきたいポイントです。
記載例)
【規模】教室数、生徒数、講師数など
【雰囲気】アットホームな個人塾、全国展開する大手塾など
【講師間の交流】チームで動くスタイル、個人で指導するスタイルなど
■塾講師に求められているレベル
応募条件や必要スキルを明確にすることで、応募者自身がその役割を担えるか判断することができます。
また、「何を準備すれば良いか」を事前に知りたいというニーズにも応えることができます。
記載例)
【必要スキル】指導経験の有無(未経験者歓迎の有無)、特定の教科の得意さなど
【学歴】現役大学生、難関大学生優遇など
【模擬授業の有無】面接で実施するかどうかなど
■どんな部分が就職活動に活かせるか
学生にとって塾講師は単なるアルバイトではなく、
将来に繋がる経験であることをアピールすることが重要です。
記載例)
・生徒や保護者と接することで、対人スキルを磨くことができます。
・授業を通してプレゼンスキルが向上し、あらゆる業種で活用することができます。
広告表現ひとつで、採用の効果が大きく変わることはよくあります。
広告営業担当者との打ち合わせを通して、今まで気づかなかった魅力や
メリットを見つけ出すこともあります。
採用でお困りの方は、ぜひ一度、飛竜企画にご相談ください。