新卒採用におけるスカウト型採用のメリットとデメリットとは!?

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企業側の求人数が増加し、学生の売り手市場となっている現在の新卒採用マーケット。
そんな状況の中で、学生へのアプローチ方法や母集団形成に悩んでいる人事担当者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、注目を集める「スカウト型採用」について、そのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

〇目次

  1. 新卒採用マーケットの現状

  2. スカウト型採用とは

  3. スカウト型採用のメリットとデメリット

1、新卒マーケットの現状

・求人掲載社数が増加し、認知の壁が課題に。

最近の新卒採用マーケットは、企業の採用ニーズが非常に高まっており、掲載社数が増加している状況です。
一方で、少子化の影響もあり、学生人口は年々減少しており、
企業にとっては年々新卒採用の難易度が上がっている状況にあります。
そんな中で、学生の約50%は「もともと知っている企業」にエントリーしているというデータがあります。
「認知の壁」と呼ばれるもので、企業の認知度・知名度が低い場合は、
学生に発見されることも難しいという現状が、各企業の大きな課題となっています。

・スカウト型採用(ダイレクトリクルーティング)が注目

上記のような新卒採用マーケットの現状によって、
学生への認知度が十分でない企業は「待っているだけではエントリーが来ない」という課題を抱えています。
そこで、この課題を解決するために注目されているのが、
「スカウト型採用(ダイレクトリクルーティング)」という手法です。
学生から発見されるのを待つのではなく、
企業側から直接的にアプローチを仕掛けていくことで、学生との接点を持ちやすくなります。



2、スカウト型採用とは

・スカウト型採用とは

スカウト型採用とは、企業が直接学生をスカウトし、人材を獲得する方法のことです。
「ダイレクトリクルーティング」「オファー型採用」「逆求人サービス」と呼ばれるケースもあります。
学生が企業を探しアプローチをかける従来の「マス型採用」ではなく、
企業側から積極的にアプローチをかけ「個別採用」を行っていく採用手法となります。
学生の売り手市場となっている状況で、企業に合った人材を素早く効率的に採用できる手段として注目を集めています。

 ・スカウト型採用の流れ

スカウト型採用の一般的な流れは、まず特定のサービス(プラットフォーム)に、
学生自身が情報(スキル・経験・希望職種、希望勤務地など)を登録します。
その登録データに基づいて、企業が自分たちの会社にマッチする人材をセグメントし、
直接アプローチを行うという流れです。
企業側にとっては、自分たちが望む人材に出会いやすくなり、学生にとっても自分を評価してくれたということで、
マッチングしやすい採用の形となっています。





3、スカウト型採用のメリットとデメリット

・メリット①「時間・コストの見直しが可能

スカウト型採用のメリットとして「採用にかかる時間やコストを見直せる」点が挙げられます。
これまではマス型採用である「広告求人」をメインに採用を行っていた企業が多くありましたが、
スカウト型を取り入れることで費用対効果や人事担当者の業務効率化などを見直すことができています。
より効率的な採用活動を行うことができるようになります。

・メリット②「多種多様な人材にアプローチできる

マス型採用では似た志向性の学生側が集まりやすくなってしまうことがどうしても発生します。
そのため、本当に欲しかったターゲット層に呼びかけることができなかったり、
似たようなタイプの人材が集まり企業としての化学反応が起こりにくい職場環境になってしまうことがありました。
スカウト型採用では、対象となる学生に確実なアプローチを仕掛けることができ、
マス型では集めることが難しかった多種多様なターゲットにアプローチをすることができます。

・メリット③「学生とのマッチング率が上がる

マス型採用では、学生から企業にアプローチをかけるため、
企業が望むターゲットとは違う人材からの応募もたくさんありました。
しかし、スカウト型採用では企業から自分たちに合うターゲットにアプローチをすることができるため、
マッチング率が高くなる傾向にあります。
新卒採用の早期化が進む中で、より早く優秀な人材を確保するためにも、スカウト型採用の活用は大きなメリットがあります。

・デメリット①「予想以上の手間・コストに注意」

スカウト型採用は、直接個人にアプローチする採用手法ですが、
運用方法をしっかりと確立しておかないと予想以上に時間やコストがかかってしまう場合があります。
例えば、「ターゲットの選定」や「オファーメッセージの送信」「その後の学生とのメッセージのやりとり」など、
マス型採用の時にはなかった作業が発生します。
一人ひとりに対応するため、一定のフォーマットやルールがないと、逆に大きな手間がかかることになるので注意しましょう。

・デメリット②「ノウハウやデータの蓄積が必要

スカウト型採用は、運用のやり方次第でその効果が大きく変わってきます。
例えば、ターゲット設定の際、明確なターゲットイメージを持っていないと、
求めていない人材にアプローチしてしまう恐れもあります。
アプローチ後のプロセスに関しても、人材をしっかり惹きつけるためには工夫やテクニックが必要です。
スカウト型採用に関する知見やノウハウが溜まっていない間は、マス型採用と組み合わせたり、広告代理店などからしっかり情報を入手するようにしましょう。

■新卒採用・スカウト型採用のご相談は飛竜企画へ

スカウト型採用は、採用戦略が多様化している新卒採用マーケットにおいて重要度が増している採用手法ですが、
しっかりとメリット・デメリットを把握した上で、運用していくことが大切です。
また、スカウト型採用のサービスはとても多くありますが、
どのサービスを利用するかは、
「登録者数」「求める人材像とのマッチ度」「料金体系」の3つに着目することがポイントです。

 新卒採用スカウトサービスの一例を下記に記載させていただきます。

offerbox 

キミスカ 

ワンキャリア 

・Labbase 

弊社ではスカウト型採用の実績・ノウハウを多数持っており、スカウトメールの送信代行も行っています。新卒採用が年々難しくなる中、
「どういったサービスが学生に対して効果的なのか」「どういった運用を行うと採用を効率化できるのか」など、どんな事でも構いませんので、お気軽にご相談ください。


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