中途採用の辞退・ドタキャンを防ぎ、採用率を上げるための分析と提案

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<この記事のポイント>

・中途採用の辞退/ドタキャンは工程別に理由が分かれる

・面接前/面接後/内定後それぞれで理由・対策が異なる

・トータルで求職者に不信・不安を持たれないための対策とは?


目次


中途採用における面接辞退や内定辞退、さらにはドタキャン問題。特に、売り手市場化が顕著なここ数年においては深刻な問題です。採用活動が進んでいるにもかかわらず辞退されてしまうと、時間やコストが無駄になり、採用計画にも影響を及ぼします。

本記事では、データをもとに辞退・ドタキャンの発生原因を分析し、効果的な対策を提案します。

(データの出典:辞退の心理|求職者8,000人超に聞いた辞退理由と、企業がすべき対策(エン・ジャパン https://partners.en-japan.com/special/241015/)



データから見る辞退・ドタキャンの実態



まずは、中途採用における辞退の発生状況を確認しましょう。

 辞退・ドタキャンは採用プロセスのどの段階でも起こり得ますが、それぞれ分解すると原因が異なります。フェーズに応じた対策が必要です。

面接前辞退・ドタキャンの対策


面接前辞退はなぜ起こるのか?

求職者が面接に進む前に辞退してしまう主な理由は下記のようなものがあります。

つまり、多くの求職者は外部環境による理由で、貴社を選考に進む対象からシャットアウトしてしまっています。そうは言っても、応募~最初にコンタクトを取るまでの間に行える対策などあるのでしょうか?

対策例:「サンクスメール(自動返信メール)」を活用する

何気なく設定をしている「サンクスメール」。
実はこのメールは、「とりあえず案件に応募した求職者」にとって、唯一の企業との接点になります。こちらを活用しない手はありません。

サンクスメールのポイント

具体的な内容

このように、「自動メール感をなくし、求職者の心に残る内容にする」ことによって、他社比較での優位性を上げることができます。

面接後辞退・ドタキャンの対策

面接後・内定後辞退の原因とは?

面接後や内定取得後に辞退する理由の多くは、「企業が伝えた情報と実際の内容にズレがある」ことです。具体的には、以下のような問題が挙げられます。

対策:「言っていることが違う」をなくす

面接後辞退を防ぐためには、企業が発信する情報を統一することが重要です。

具体的な対策

  1. 何を伝えるか?面接官と情報の共有はできていますか?
  2. 待遇・給与に関する説明の統一
  3. 「魅力だけ」ではなく、現実的な部分も伝える

採用チーム・面接官全体で共有するプレゼン資料(採用ピッチ)の作成がオススメ


辞退やドタキャンの多くは、「情報の伝達ミス」「情報の統一不足」によるものです。そのため、企業側が求職者に伝える情報を整理し、統一した資料を作成することをおすすめします。

プレゼン資料のメリット

どのような資料を作成すべきか?

よくある内容としては

ですが、説明だけになってしまうと求職者が退屈してしまうのも事実。情報の「伝え方」に工夫が必要です。

まとめ

面接前辞退の防止策:「サンクスメール」を活用し、求職者との接点を増やす
面接後辞退の防止策:「言っていることが違う」をなくし、情報を統一する
情報の統一化のための施策:企業紹介のプレゼン資料を作成し、一貫した説明を

「どのように作ったらよいかわからない」
「アイデアが浮かんでこない」
など、自社に当て込んだとき何を入れてよいか悩んでいる
人材採用担当者様は多いと思います。
 

弊社では、採用ピッチ(説明会用パワーポイント)制作サービスにて、
企画工程からサポートしています。

より良い採用活動の助けになれると思うので、
ぜひご相談ください。
 


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