軽貨物ドライバー募集のコツ

RICTEC事業部の山口です

ネットで注文した商品が最短翌日には手元に届く。
このような便利な世の中は物流業界の多くの方々によって支えられています。
その中で手元に直接届ける“ラストワンマイル”を担うのが軽貨物ドライバー、俗にいう宅配ドライバーです。
皆さんも玄関のチャイムが鳴って、大手宅配会社の制服を着たドライバーに届けてもらった経験が一度はあると思います。
しかしながら大手宅配業者の制服を着てはいるものの、
軽貨物ドライバーのほとんどが下請け会社・孫請け会社のドライバーになります。

コロナ禍もあり宅配便の取扱個数は令和4年度で50億個を突破しました（国交省調べ）
但しこの国交省の統計は国交省に届出を出している宅配業者の荷物の個数であり、
届出を出していない業者を含めるともっと多いです。

2024年1月29日時点のIndeedで「軽貨物ドライバー」と検索すると15,585件もの求人が表示されます。
雇用形態を業務委託に絞ると13,566件でありこれは軽貨物ドライバー求人全体の約87.0％になります。

軽貨物ドライバーの求人だけで15,585件



雇用形態を「業務委託」に絞ると13,566件

業務委託の軽貨物ドライバー募集の難しさ
この業務委託の軽貨物ドライバー募集は簡単な様で非常に難しいです。
まず言えるのが、元請けがほぼ同じ会社なため、募集要項がどこも似たり寄ったりで、
求職者目線で見ればどこも同じ求人にしか見えないという特徴があるためです。

似たような条件の沢山の求人がある中、
目立たせるために給与を高めに出している業者も一部ありますが、
これも求職者と契約した後のギャップによる離職者に繋がります。
また2024年秋頃に施行予定の「フリーランス新法」により募集業者には虚偽の表示または誤解を生じさせる表示をしてはならず、
かつ正確かつ最新の内容に保つ義務、つまり「募集情報の的確表示義務」が課されます。
更に言えば2024年1月30日から始まるIndeed PLUSは業務委託の募集に非対応という点も挙げられます。
※通常のIndeed自体も報酬形態が「完全出来高制」だとオーガニック掲載はできません

業務委託契約のため労基法の対象外であり、1日10時間以上拘束があたり前なこの仕事は元々プライベートを重視する若年層から不人気な仕事であり、
ドライバーの高年齢化も問題になっています。
ではどうすれば募集で一定の反響を得られるのでしょうか。
中にはお祝い金を出したりしている業者もありますが、それは資金に余裕のあるほんの一握りの業者のみであり、
資本力のある業者しかできません。

ではどうすればよいのか
ヒントは意外と身近にあると思います。
例えば現在自社で契約している既存のドライバーにどのような特徴があり、
何に引かれて他よりも自社を選んでもらったのか等をヒアリングして言語化し、募集原稿に落とし込む。
これだけで効果はだいぶ変わってきます。

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