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【27卒・28卒に向けて】いま見直したい「自社分析」の考え方

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【27卒・28卒に向けて】いま見直したい「自社分析」の考え方

 新卒採用が年々早期化し、27卒・28卒はさらに意思決定のスピードが早まる見込みです。
そんな環境で企業がまず見直すべきなのは、「自社の魅力を説明できる状態になっているか」。
これは採用広報やスカウト文面だけでなく、面接の質にも直結します。

 今回は、27卒/28卒採用で“伝わるメッセージ”をつくるための
自社分析フレームワーク をまとめました。

目次

① 自社分析:まず「自分の立ち位置」を整理する

● 業界の中でどこに位置づけられる企業なのか

 規模・シェア・顧客層・技術・成長性など、学生が比較しやすい軸で俯瞰してみます。
ここが曖昧なままだと、会社説明もスカウト文も“なんとなく一般論”になりがち。

● 給与・待遇は強みか、弱みか

 金額そのものだけでなく、

  • 昇給のスピード

  • 働き方(残業、休暇、柔軟性)

  • 福利厚生の実質的な使いやすさ

  • 異動やキャリアステップの透明性
    など、生活に直結する要素まで含めて把握しておくと説得力が増します。

● 数値に表れない強み

 待遇だけで採用競争に勝てない時代。
だからこそ、以下のような“文化・行動特性”の棚卸しが効きます。

  • 顧客に向き合う態度

  • 若手への任せ方

  • 現場の改善習慣

  • プロセス重視か、成果重視か
    こうした“会社らしさ”が面接で自然に語れる企業は、学生に刺さりやすい。

● 会社が大切にしている考え方

 企業文化の根っこにある価値観です。
例:

  • 実利を確実に積み上げるタイプ

  • まず挑戦し、失敗から学ぶタイプ

  • 関係性・心理的安全性を重んじるタイプ
    学生はここに共感が生まれると、一気に志望度が上がります。

② 学生分析:刺さる相手を知る

● 学部・専攻

 理系なら“技術の深さ”、文系なら“キャリアステップの見通し”。
学部によって刺さる情報が大きく違う。

● 志向性

 27卒・28卒では特に、

  • 成長実感

  • 仕事と生活のバランス

  • 誰と働くか

  • フィードバックの明確さ
    このあたりの優先度が高い傾向があります。

● 価値観

 「自分のペースを守りたい」「社会的意義を感じたい」「安心して続けたい」など、
多様化する価値観に対し、
“自社はどこに応えられるか”
を把握しておくと、メッセージがブレにくくなります。

自社分析は「他者に見てもらう」ほど精度が上がる

 学生の自己分析と同様、企業目線だけでは、どうしても“当たり前の魅力”に気づきにくいもの。
 だからこそ、

  • 採用担当以外の社員

  • 内定者・若手

  • 外部の専門家
    の声を取り入れると、第三者視点の言葉が加わって説得力が出ます。

自分たちが見落としていた“魅力の原石”が見つかることも多いです。

27卒・28卒向けの採用相談、受付中

自社分析の整理、ペルソナ設計、採用メッセージづくりなど、
27卒/28卒の採用を強化したい企業さま向けに 個別相談会 を実施しています。

  • 自社の強みをどう言語化すべきか

  • 誰に向けて何を伝えるべきか

  • 採用市場の最新動向
    などを、具体的な事例とともにサポートします。

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