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機電系(理系)の採用を考える ――「研究がどう生きるか」の問いに応えられるか

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機電系(理系)の採用を考える   ――「研究がどう生きるか」の問いに応えられるか
理系採用、とくに機電系の採用がうまくいかない企業には、はっきりした共通点があります。 
「学生が気にしていること」と「企業が語っていること」がズレていることです。 


目次

理系学生がまず気にしていること 

LabBase Media「246人に聞いた!理系生が入りたい企業BEST30」 2019によると、 

機電系に限らず、理系学生は、 

・研究テーマがそのまま使われるか 
・分野が近い仕事なのか 
・身につけた考え方やスキルが活きるのか 

ということを気にしています。学生は「理系としての自分」が無駄にならないかを、かなりシビアに見ています。 

機電系が見ている“就職レイヤー”

機電系学生の頭の中には、大まかに言って次の3レイヤーがあります。 

〈レイヤー1〉研究開発 
憧れの的。ただしポストは少ない。 
「行けたらいいけど、現実的には狭き門」という認識。 

〈レイヤー2〉生産技術・設計開発 
最もボリュームが多く、現実的な選択肢。 
「モノづくりの中核を担える」という評価。 

〈レイヤー3〉下流ゾーンと見られがちな領域 
製造、保全、施工、運用寄りの仕事。 
情報が少ないと「指示通りに動くだけ」と誤解されやすい。 

重要なのは、 
自社がどのレイヤーに見られているかを、まず正確に把握すること 

そして次にやるべきは、 
そのレイヤーだからこそ得られる価値」を、きちんと言語化することです。 

理系学生の「ワークエンゲージメント」はどこにあるか

「ワークエンゲージメント」とは、オランダのウィルマー・B・シャウフェリ教授が提唱した、学術的な概念です。 

【ワークエンゲージメントの3要素】 

  1. 活力 (Vigor): 仕事から力を得て、いきいきと精力的に働いている状態。 
  1. 熱意 (Dedication): 仕事に誇りを感じ、意義を見出し、熱心に取り組んでいる状態。 
  1. 没頭 (Absorption): 仕事に集中しており、時間が経つのを忘れるほど夢中になっている状態。  

 

上記を考えると、機電系学生が仕事にのめり込むポイントは、意外と共通しています。 

・自分の判断が、製品や現場に反映される 
・目に見える成果がある 
・技術が積み上がっていく実感がある 

研究開発でなくても、 
「考えて、試して、改善する」余地がある仕事には強く惹かれます。 

ここを説明できないまま 
「やりがいがあります」「成長できます」だけ言っても、響きません。 

結局のところ、すべてはここ 

機電系採用で一番大事なのは、 
自社の仕事を、理系の目線で正しく考えられているか」です。 

・研究と仕事は、どこでどうつながるのか 
・どんな技術力が身につくのか 
・5年後、どんなエンジニアになれるのか 

これを曖昧にしたままでは、 
学生から見れば「他と同じ会社」にしか見えません。



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