2022年8月の有効求人倍率が厚生労働省より発表されました。
有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍と0.03ポイント上回る。
令和4年8月の有効求人倍率は1.32倍で、前月に比べて0.03ポイント上回り、令和4年8月の新規求人倍率は2.32倍で、前月に比べて0.08ポイント下回りました。またパートタイムを除く、常用雇用(正社員)の有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍となり、前月を0.01ポイント上回りました。
1、常用雇用(正社員)の8月同月の求人状況を過去5年振り返る
(厚生労働省 一般職業紹介状況 令和4年8月)
常用雇用(正社員)の求人倍率が3年ぶりに1倍を超え、求人数は増加傾向です。一方、就職件数は昨年度より減っており結果として充足率は10.1%となり昨年同時期より1.2ポイントほど下がり過去5年で最も低い状況です。充足率が下がるということは、企業にとっては人員が確保しづらい環境といえます。
※充足率=就職件数÷新規求人件数×100
2、産業別で昨年度より伸びている業種
8月度月間新規有効求人の産業別では、宿泊業,飲食サービス業(51.1%増)、生活関連サービス業,娯楽業(28.9%増)、卸売業,小売業(18.7%増)、製造業(17.0%増)などで増加となりました。

(厚生労働省 一般職業紹介状況 令和4年8月)
入国規制緩和や円安需要による旅行客増加などを背景に宿泊・飲食サービスの求人や生活関連サービス業・娯楽業の求人増加が後押しして各業種の人件数が伸び居てきている状況です。
(文責:人事ラボ編集部)