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【数字】で振り返る2023年卒の就職・採用活動~学生編~【就職白書2023】

【数字】で振り返る2023年卒の就職・採用活動~学生編~【就職白書2023】

【数字】で振り返る2023年卒の就職・採用活動~学生編~【就職白書2023】

(株)リクルートが運営する研究機関・就職みらい研究所より
『就職白書2023』として学生の就職活動および企業の2023年卒採用活動の実態、
また、2024年卒以降の採用見通しについてリリースされています。

その中でも今回は2023卒の【学生側の動き】について一部抜粋ながら解説していきます。

目次

  1. 就活開始当初の第一志望軍への入社が【6割超え】と過去最高
  2. オンラインの合同説明会・セミナーへの参加が【約6割】。一部の選考プロセスは対面回帰も。
  3. 「半日または1日」のインターンシップ・1day仕事体験に参加した学生は【8割】
  4. さいごに

1、就活開始当初の第一志望軍への入社が【6割超え】と過去最高値


23卒学生の「民間企業」への就職は【81.3%】と前年同水準でした。
その中でも入社予定企業への就活開始当初の志望度は
「当初からの第一志望軍」が【61.5%】と過去最高値となりました。

ただ、入社予定企業への就職に対する納得度は【72.4%】と前年同水準です。

今の学生はプレサイト期(大学3年生の6月)から
就活を始める傾向にありますのでまた企業を知らない所からスタートします。

第一志望軍を考える時も、
・事前に会社、商品を知っている
・もともと興味がある業界
・友達と相談しながら何となく決めた
という軸で選びやすいため、
【何となくいいなと思ったところに、そのまま就職できてしまった】可能性もある為、
定着に向けた入社後のフォローや研修は例年通り必要になるかと思います。

#民間企業への就職:81.3%
#第一志望軍への就職:61.5%
#入社企業への名得度:72.4%

2、オンラインの合同説明会・セミナーへの参加が【約6割】。一部の選考プロセスは対面回帰も。


就活のプロセス実施状況を見ると前年からの増加が最も大きいのは
【約6割】のWEB版合同説明会・セミナーへの参加でした。

対面の説明会や面接も増えており、
コロナ前の選考プロセスに戻りつつありそうです。

ただ、インターンシップ・1day仕事体験に参加した学生は【75%】で、
参加社数のその内訳としては
・平均社数:【7.82社】
・WEB開催:【6.63社】
と多くの学生がオンラインで参加しています。

オンライン活用によって
地方学生や都合が合わない学生との接点も重要になっていますので、
しばらくはオンラインと対面の両軸で進めていく企業が多そうです。

#インターンシップ・1day仕事体験に参加した学生:75%
#インターンシップ・1day仕事体験に参加した社数:7.82社
#インターンシップ・1day仕事体験に参加した社数(オンラインのみ):6.63社
 

3、「半日または1日」のインターンシップ・1day仕事体験に参加した学生は【8割】


半日または1日型の1day仕事体験に参加した学生は【82.2%】と
多くの学生が短い期間でのプラグラム参加でした。

動画なども1.5倍速で視聴する
いわゆる「タイパ」を大切にする世代なので、
短い時間で複数参加する学生が増えているかと思います。

また、参加学生の就職活動への意識の変化では
企業選びの選択肢が広がったと回答する学生が6割を超えているので、
学生の業界研究や企業選びがますますプレサイト期への前倒しが見られます。

#半日または1日の1day仕事体験に参加した:82.2%
#1day仕事体験によって選択日が広がった:64.4%

4、さいごに


今回は23卒の「学生の動き」についてまとめました。
年々学生の動きも変化していきますので、
アフターコロナに備えて変化への対応、準備をどれだけできるかが
採用成功のカギになるかと思います。

その他採用関連で気になることやお困りごとについてのご相談も歓迎いたします。


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