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心理学をビジネスに活かそう!(5)ファスト思考とスロー思考

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心理学をビジネスに活かそう!(5)ファスト思考とスロー思考
そんなの簡単!簡単!…と思っていたら、実は答えは違っていた…。そんなうっかりミスをしたことはありませんか。

ここでクイズです。5秒で答えてください。

バットとボールの代金は合計で11,000円。
バットはボールよりも10,000円値段が高いです。
さて、ボールの値段はいくらでしょうか。



直感的に、1,000円!と答える人が多いのですが、正解は違いますよね。

■ファスト思考とスロー思考

「1,000円」と答えた人は、いわゆるファスト(高速)思考と呼ばれる、自動的で努力を要しない思考だけを使っています。1+1=2のような単純な計算では速くて良いですね。

これに対して、スロー思考は、複雑な思考や論理的な思考のことであり、例えば、少し難易度の高い 19×65=?という計算や、複雑な状況分析などで使います。この思考を使うときは、なかなかの努力を脳は要求されます。

ボールの値段をX円とすれば、x円+(x+10,000円)=11,000円ですから、
x=500円が正解ですよね。少し丁寧に思考すればわかります。



でも、人間、スロー思考ばかりでは脳がつかれてしまうので、このスロー思考は温存しておき、ファスト思考で思考したがるのだそうです。


簡単そうに見えることほど、思い込みによるエラーが出やすくなる。

自分が出した答えが、ファスト思考で出した答えか、スロー思考で出した答えか。

そう自問するだけで、うっかりミスも防げるかもしれませんね。


仕事でミスを防ぐためにも役立ちそうです。

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