コピークリエイティブラボ|業界別の求人原稿表現~SE編~

IoTやDX化など、会社の運営に切っても切り離せなくなったデジタルテクノロジー分野。
時代の流れに伴い、SE(システムエンジニア)を志望する求職者も増えています。
SEの求人を出す際、求職者が真っ先に気になるのは客先常駐か社内SEかでしょう。
いずれもメリット・デメリットはありますが、ターゲットに合わせた原稿対策を行うことが可能です。
今回はそのコツをいくつかご紹介させていただきます。
採用コストや業務時間を最小限に抑えるために、ぜひご参考にされてください。
目次
1、推すべきところを推す!
改めて社内SE・常駐先SEのメリットを以下に書き出してみます。
求人を出す際は以下の項目にきちんと触れられているか、
担当営業とも話しながら確認してみてください。
◎社内SEの場合…
・勤務地が固定
・気の知れた仲間、環境で働ける
・納期の調整がしやすい
・上司や先輩からのサポートが受けやすい
・キャリアアップがしやすい
頑張る姿勢が評価に繋がりやすい環境のため、ゆくゆくは企画などの
上流工程にも挑戦しやすく、キャリアアップに繋がる点に触れると良いかと思います。
また、周囲からサポートが受けやすい環境が、
駆け出しSEなどにとっては安心できることを推してみてください。
◎常駐先SEの場合…
・大手~中小まで様々な環境で働ける
・周囲の影響を受けてスキルアップがしやすい
・残業時間や勤務形態などが働きやすい環境
・交流の輪が広がりやすい
敢えて勤務先が固定じゃないからこそ、担当分野を選べて「得意」をさらに伸ばせる常駐先SE。
幅広い経験が積めることやキャリアの幅が広がりやすい点に触れるのが良いかと思います。
特にある程度の経験を積んでスキルに深みを持たせたい、
そろそろ新しいステップに進みたい求職者などには刺さりやすいでしょう。
こうしたメリットを余さず原稿に取り込めているか、その中でも特に貴社の強みはしっかり整理されているか。
といった点が、採用成功を導くファーストステップになります。
2、採用率を上げる対策をする!
前述のメリットは挙げつつも、特に経験者の場合は自身の中でデータが蓄積されているぶん、
転職に慎重になっている場合もあります。例えば…
◎社内SEの場合
・前職は人間関係は良かったが、残業が多く続けられなかった。
・毎度、納期が超短期でプレッシャーに耐えられなかった。
◎常駐先SEの場合
・本部との距離が離れているから評価制度が見えにくい。
・直行直帰で本部とも関わらず、また常駐先にも馴染めずに孤立傾向だった。
こうした懸念点は先に払拭しておくことで、さらに採用率アップに繋げることができます。
社内SEの場合、あらかじめ通常・繁忙期の残業時間を記載して求職者に働くイメージを持たせましょう。
削減に取り組んでいる場合は1日▲時間程度に抑えている、なども明記すると効果的かと思います。
納期への対策は、人員の役割分担が明確でマルチタスクやポテンヒットがないことなど、
具体的な例を出して安心感を持たせてみましょう。
常駐先SEの場合はTeamsなどのコミュニケーションツールの活用でいつでも本部と連絡が取れる点や、
定期的に個別ミーティングを設けて週の実績や仕事を振り返るなどの行いがあれば、
それを明記してみてください。本部からのケアを感じられる取り組みがあれば
求職者もそれに頼もしさを感じ、不安をある程度取り除けるはずです。
求職者がデメリットに感じていることも、
このように先手を打つことで不安解消に繋がりメリットとして捉えてもらうことができます。
事実は隠すのではなくしっかりと明記した上で、
それに対するフォロー体制について温度が伝わる文面に推敲していきましょう。
そうすれば採用率を上げるだけでなく、入社後のギャップも防げるはずです。
◎他、求職者の参考になるもの
・定着率
・実績の具体例
・取引先(名前が出せれば尚良い)
・年間休日
・部署の年齢、男女比
・未経験率、経験者率
・(経験者採用であれば)必須年数、分野
・在宅ワークやフレックスタイムなどの有無
・入社後の流れ など
3、ビジョンの共有も忘れない!
■今後、発生しそうな業務は?
なかには立ち上げわずかな部署であったり、少人数制で常に複数の案件を回しているところもあるかと思います。
特に即戦力が欲しい場合、会社が現時点で目指している最終ビジョンを共有しておくのもお勧めです。
◎理由としては…
・いますぐに任される仕事だけでなく、今後の仕事の見通しもつく
・取り引き先や規模の変化なども予測がつく
・ビジョンの共有により自分とそりが合うか検討がつく
採用に成功したとしても、すぐに離脱してしまっては意味がありません。
たっぷり厚みを出す必要はないかと思いますが、今後長く活躍できる人材に応募いただけるように
簡単にでも触れておくことをお勧めします。
■上流・下流工程で細分化!
SEといっても、企画・設計・開発・運用など様々。
求職者の経験分野もそれぞれ異なるでしょう。
色んな経験を積んでもらうためには、個人での勉強・成長に加えて
会社としてのサポート体制があれば、アピールするのがベターです。
◎例えば…
・エンジニア同士での勉強会や交流会を行う機会は?
・資格取得や書籍購入時の金銭的支援は?
・現スタッフはどうやって未経験分野を克服した?
こうした項目があれば、求職者に尚親切です。
また可能であれば社員インタビューとして実際に一緒に働く人の声を記載することをお勧めします。
言葉口調にして変化をつけるだけでも実際に話を聞いているかのように頭にスッと入りやすく、
読みやすい原稿になります。さらに上司や同僚の人柄も文面から伝ってくるので
求職者は参考にしやすいでしょう。ぜひ取り入れてみてください。
4、採用についてのご相談は飛竜企画へ
広告表現ひとつで、採用の効果が大きく変わることはよくあります。
広告営業担当者との打ち合わせを通して、今まで気づかなかった魅力や
メリットを見つけ出すこともあります。
採用でお困りの方は、ぜひ一度、飛竜企画にご相談ください。