新卒1年目社員が振り返る!学生が魅力に感じる会社説明会のポイント

新卒1年目社員が振り返る!学生が魅力に感じる会社説明会のポイント
はじめまして。新卒1年目の阪本です。今や新卒採用に欠かせないプロセスになっている会社説明会。
会社説明会は学生にとって企業との最初の接点であり、企業側にとっては採用成功を左右する重要な施策のひとつです。
私も学生時代はいくつもの会社説明に参加しました。今回は、そんな私の経験をもとに「学生が説明会で知りたいこと」や「好印象を与える説明会の特徴」についてまとめていきたいと思います。ぜひ、これからの会社説明会のプランづくりにお役立てください。
<記事を作成した人>
2024年度卒 新卒入社1年目 阪本
2024年4月に飛竜企画へ新卒で入社。
学生時代はマーケ職や広告業を中心に就職活動を行い、20~30社程の会社説明会(オンライン説明会)に参加。
飛竜企画に入社を決めた理由は、人事担当者が親身になって相談に乗ってくれたこと。
1、学生にとって会社説明会とは
現在、新卒の採用マーケットは、掲載企業数や募集求人数・職種数が年々増加していて、2026年度も企業側にとって採用が厳しくなる見込みです。
そこで重要になるのが、会社説明会。採用の目標人数を確保するためには会社説明会に来てくださった学生をしっかりと囲い込んで、本選考に誘導していく必要があります。
私も学生時代は、会社説明会の内容や雰囲気を参考に、その後の選考に進むかどうかを判断していました。
つまり、会社説明会は学生を本選考につなげるための重要な手段であり、説明会の満足度が高ければ高いほど、学生は本選考への参加を前向きに捉えてくれるようになります。
現在、会社説明会はオンライン化が進み、学生が気軽に参加しやすくなりました。
学生1人あたり平均20社~30社、多い方だと50社ほど会社説明会に参加している状況で、会社説明会の内容自体も他社との差別化が求められる時代です。
学生が求めるポイントをしっかり把握した上で、会社説明会のプランをつくっていくことが肝心です。
2、学生が求める会社説明会のポイント
①学生が会社説明会に求めているものとは?
学生は情報収集の一環として説明会に参加しています。
自分の理想の働き方と企業がマッチングするかを判断するのが一番の目的で、学生が欲しいと思っている情報をいかに提供できるかが重要になってきます。
リクルートが提供する「就活準備ガイド(※1)」によると、
●仕事内容について知りたかったから
●職場の雰囲気や社風について知りたかった
●給与や福利厚生など
●求められる人物像などの選考に関係することを知りたかった
などが説明会参加の目的として上位に挙がっています。
これらの情報を踏まえ、会社説明会の内容に盛り込むと、学生側が必要としている情報を的確に伝えることができ、本選考に参加する学生とのミスマッチも防ぐことができます。
例) ・1日の流れを写真で紹介
・社内イベントの紹介
・実際の社内の様子を中継など
(※1)就活準備ガイドより(https://job.rikunabi.com/contents/seminar/6750/)
②阪本が会社説明会に求めていたもの
では、学生時代の私は、実際どんなことを知りたかったのかまとめてみました。
-
- 具体的な事業内容
- 会社の雰囲気
- 具体的な仕事内容
- 今後選考を受ける上でのアドバイス
- 給与
- HPや採用サイトに載っていないリアルな情報
概ねリクルートのアンケート上位の理由と同様の内容でした。その中でも特に知りたかったのは「仕事内容」の部分。先輩社員などから具体的な話が聞けると仕事のイメージが付きやすく、自分のやりたいこととのマッチングが図りやすかったです。
3、新卒1年目の阪本が感じた会社説明会のポイント
では次に、阪本目線で感じた会社説明会のポイントについてご紹介していきます。
・会社説明会に参加したくなる企業のポイント
まずは学生に会社説明会へ参加してもらわないと次のステップに進めません。
ナビサイト上にたくさんの企業がある中で「この会社の説明会に参加したい!」と思えるポイントをまとめました。
- 一覧表示の写真で何の仕事なのかイメージがつく
- 一覧表示の写真がきちんと加工されて目につく画像になっている
この2つが会社選びのポイントになっていました。たくさんの企業が並ぶ中で、すべてをチェックすることはできません。
まずは一覧画像で目に付くものをピックアップして、詳細を確認してから参加の可否を決めていました。写真ひとつで、その企業がどれだけ採用に力を入れているのかが分かります。ぜひ一覧に表示される写真にはこだわってみてください。
・印象に残っている会社説明会のポイント
- 色んな世代の社員が登壇してくれる説明会
人事だけでなく、若手社員や中堅社員、社長や役員など、色々な年齢やポジションの人の話を聞けると、仕事のイメージも湧きますし、会社の雰囲気・風土が掴みやすくなります。特に私は、自分と年齢の近い若手社員の話を聞きたいと思っていたので、若手で実績を残している人などが登壇すると好印象でした。
- クイズ形式など参加型の説明会
ただ一方的に話を聞くよりも、みんなで参加する形式のほうが、説明に集中しやすく、印象にも残りました。例えば、「会社名の由来をクイズにする」「仕事内容についてのクイズを出す」など、楽しみながら会社や仕事のことを理解することができました。
- 採用以外の情報を教えてくれる説明会
ほとんどの企業が「会社説明」「仕事内容」「先輩の話」という内容なので、それ以外の情報があると印象に残りやすくなります。私が参加した説明会の中に「会社の決算書や財務諸表の見方」を教えてくれた会社がありました。「会社選びのポイントにするといいよ」とアドバイスを受け、素直に勉強になりましたし、とてもいい印象を受けました。
- 就職活動の相談に乗ってくれる説明会
説明会が終わったあとに1on1で学生の質問や相談に乗ってくれる会社は好印象でした。私が飛竜企画を選んだのもこの対応の良さが決め手となりました。「他の選考会ではこうしたほうがいいよ」「ここが良い部分だから自信を持って大丈夫」と就活のアドバイスやエールをもらえたことで、会社との距離がぐっと縮まりました。
・悪い印象の会社説明会のポイント
- ただ原稿を読んでいるだけの説明会
原稿を読んでいるだけだったり、進行役に元気がなったりすると、とても印象が悪くなります。学生はいくつも説明会に参加しているので、どれだけ真剣に説明会に臨んでいるかはすぐに見抜けます。司会進行役はもちろん、登壇する参加者の選定も大切です。
- 暗い部屋や照明が暗い説明会
特にオンラインだと画面からの情報がそのまま会社のイメージに直結します。シンプルに画面が暗いと暗い印象を受けますし、音声が悪いとあまりいい印象を受けません。照明やマイクなど、最低限の準備は欠かさないようにしましょう。
4、新卒同期に聞いた印象的な会社説明会とは
最後に、私と一緒に入社した同期社員にも「良い印象の説明会」と「悪い印象の説明会」について聞いてみました。
・良い印象の会社説明
- 先輩社員との座談会があり、その社員が選考後のメンターポジションに。
- 座学だけでなく、企画立案などのロープレがあった。
- デメリットな情報も含め、リアルな情報や働き方を知れた。
- 会社案内として社内を見学できた。
- 社員インタビュー動画が流れ、リアルな雰囲気を知れた。
私と同様、就活の不安や選考に対するアドバイスをくれる会社や、参加型の企画を盛り込んだ会社説明会に好印象を持ったようです。私はオンラインだけしか参加しませんでしたが、対面で参加した人は、実際に会社を回ることで雰囲気や働いている姿が想像しやすくなったそうです。また、どの会社も説明会では良いことばかり伝えるので、あえてデメリットを含めリアルな情報を伝えたり、動画を活用するのも会社の雰囲気を伝えるのに効果があります。
・悪い印象の会社説明
- 説明会と言いながら、いきなり選考が始まった。
- 採用サイトに記載されている内容と実際の内容が違う。
- 採用サイトに掲載されている情報しかなかった。
- 人事担当者1名のみの登壇で、話を聞くだけの説明会。
- オンライン説明会で雑音が多く聞きとりにくかった。
やはり重要なのは、「嘘をつかないこと」と「学生とのコミュニケーションを図ること」です。コミュニケーションが図れていないと、学生の印象に残らず、離脱してしまうケースが多くなります。また、ただ情報を伝えるだけでなく、「興味を持ってもらうように伝える」「新しい情報やリアルな情報を伝える」といった工夫も必要です。オンラインの場合は、機材や周囲の環境にも注意するようにしましょう。
5、まとめ|人材採用のご相談は飛竜企画まで
いかがでしょうか。ぜひ本記事を参考に、本選考につなげるための手段として、学生が必要としている情報を提供できる説明会を実施していきましょう。
飛竜企画ではナビサイト活用のノウハウや、
・ナビサイト一覧画面の画像作成
・RPO
・説明会内容のご提案 (クイズや参加型の説明会の企ご提案も可能です。)
・録画型説明会の作成
・学生の志望度を上げる面接官トレーニング
・各種適性テスト
・先輩社員紹介動画
・内定者フォロ―ミーティング・研修
などもご案内・ご提案しています。
新卒採用において課題に感じられている点や、導入を検討している内容があればお気軽にご連絡ください。まずは話を聞いてみたいという段階でもお気軽にお問合せください!