2023年2月の有効求人倍率が厚生労働省より発表されました。
有効求人倍率(季節調整値)は1.34倍と先月より0.01ポイント下回る。
厚生労働省一般職業紹介状況によると令和5年2月の有効求人倍率は1.34倍となりました。令和5年2月の新規求人倍率は2.32倍で、前月に比べて0.06ポイント下回りました。またパートタイムを除く、常用雇用(正社員)の有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍となり、前月より0.01ポイント下まわりました。
1、常用雇用(正社員)の2月同月の求人状況を過去10年振り返る
(厚生労働省 一般職業紹介状況 令和5年2月)
常用雇用(正社員)の求人倍率が前月に続き1倍を超えております。一方、就職件数は昨年度同様です。結果として充足率は10%となり昨年同時期より0.6ポイントダウンしています。求人件数は引き続き多いものの、求職者の動きが落ち着いたという状況です。
※充足率=就職件数÷新規求人件数×100
2、産業別で昨年度より伸びている業種
2月度月間新規有効求人の産業別では、宿泊業、飲食サービス業(37.0%増)、総合サービス業(27.0%増)、教育学習支援事業(24.0%増)などで増加しています。一方、農林漁業、金融・保険業などが減少しています。
■産業、規模別新規求人数(パートタイムを除く一般)
(厚生労働省 一般職業紹介状況 令和5年2月)
(文責:人事ラボ編集部)