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心理学をビジネスに活かそう!(6)マインドセット

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心理学をビジネスに活かそう!(6)マインドセット

仕事が思うようにいかない。上司に怒られた。テストの点が悪かった。スポーツで試合に負けた…。こんな時、皆さんはどう感じ、どう考えますか。

 

マインドセット

 人の行動は、人の能力をどう考えるか「マインドセット」によって、大きく変わっていきます。

 
(A)
しなやか(グロース)マインドセット

知性や才能は、学習や経験によって伸ばせるものという心の姿勢です。

 

「上手くいく方法は何だろう」「次に勝つためにどんな練習をしようか」「成長するために何ができるかな」など、失敗やつまづきも、成長の機会と捉えていく考え方です。

 
(B)こちこち(フィックスト)マインドセット

知性や才能は、固定的で、簡単には変化しないものと捉えやすい心の姿勢です。

 

「失敗した」「恥ずかしい」「自分は出来が悪い」「これ自分に向いてないのかな」と捉えます。

 能力を固定的に考えがちなため、自分の能力にマイナスのレッテルを張ってしまい、失敗や他者からの低い評価を必要以上に恐れ、前向きな挑戦がしづらくなる傾向があります。

 そのため、こちこち(フィックスト)マインドセットの人は、難題に直面した時に、「どうせ自分にはできない」と背を向けて、挑戦をやめてしまいがち。

 それに対して、しなやか(グロース)マインドセット人は、困難な状況や難しい課題にも、積極的に挑戦していき、自分の成長機会に変えてしまいます。

 何より、「難しいからこそ面白い」という感覚。
パズルやゲームに挑んで、クリアする喜び、何かをつかんだ時の喜びをイメージしています。


マインドセットこそ、人とチームの成長のキーワード

 
メジャーリーガー大谷 翔平選手がインタビューでよく語る言葉があります。

 「もっとうまくなりたい」

 あれだけの活躍をしていても、もっと成長したいと思っているのです。

まさに、能力は伸ばせると考える「しなやか(グロース)マインドセット」の世界ですね。

 

今、企業は新しい挑戦が求められています。

組織やチームにも、この「しなやか(グロース)マインドセット」を育むことが求められているようですね。

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