クリエイティブラボ|ターゲット別求人広告表現~フリーター編~

慢性的な人手不足が続く中、定職に就いていない「フリーター」の採用に力を入れる企業が増えています。
フリーターは数が多く、学生や主婦(夫)に比べて労働時間を確保しやすいという利点があるため、
多くの企業がフリーター人材の確保を求めています。
そこで今回は、フリーター採用のメリットや特徴、フリーターをターゲットにした
求人原稿表現のコツをご紹介します。
目次
1、フリーター採用の特徴とメリット
シフトにたくさん入ってもらいやすい
フリーターを採用することの一番のメリットは、シフトに入ってもらいやすいという点です。
学生は学校の授業やサークル活動などがあるのでシフトをたくさん入れるのが難しい場合が多く、
主婦(夫)も家庭や育児との両立のため短時間勤務になりやすい傾向にあります。
しかし、フリーターは1人採用すると、多くのシフトに入ってもらいやすいので、
企業にとってはとても助かる存在です。
時間の融通が利きやすい
時間の融通が利きやすいという点もフリーターの大きなメリットです。
学生や主婦(夫)は、働く時間が固定で決まっていることが多く、
柔軟にシフトを組むことができるフリーターがいると非常に助かります。
また、忙しくない時期は、シフトを減らして人件費を削減するといった経費の調整もできます。
正社員だと給与は固定となるため、繁忙期・閑散期の波がある業態の企業にとっては、
メリットが大きい存在です。
2、フリーターってどんな人?
一言で「フリーター」といっても、
フリーターには様々な事情やライフスタイルを持った人がいます。
そこで今回は、フリーターを大きく4タイプに分類し、その特徴をみていきたいと思います。
【A】なんとなくフリータータイプ
明確な夢や将来の展望がなく、なんとなくフリーターをしている、
いわゆる「モラトリアム型」と呼ばれるタイプです。
「やりたいことが見つからない」「就職したけど続かなかった」
という方が多く、働く理由は「生活費を稼ぐため」というパターンが多いのが特徴です。
【B】夢追い人タイプ
自分の夢や目標を追いながら、その隙間時間でアルバイトをして生活費を稼いでいるタイプです。
「俳優やアイドルとして活躍したい」「ミュージシャンとしてプロを目指している」
というような明確な夢があり、その活動の傍ら最低限の生活費を稼いでいます。
労働時間は短くなりがちですが、高いモチベーションで活躍する人が多いのも特徴です。
【C】理由ありフリータータイプ
本当は正社員として働きたい(もしくは働いていた)が、理由があって働けないというタイプです。
「親の介護のためにフルタイムで働けない」「働いていた会社が倒産してしまった」
「体調を壊してしまいフルタイムで働くのは難しい」といった方が当てはまります。
何かしらの制限はあるものの、条件さえ整えば高いパフォーマンスを発揮してくれる
可能性も高いのが、このタイプになります。
【D】正社員志向タイプ
この会社で「正社員にステップアップ」したいという志向性をもったタイプです。
「まずはお試しでアルバイトとして働いてみて、自分に合っていたら正社員にも挑戦したい」
「まずはアルバイトでもいいので、どうしてもこの会社で働きたい」という
志向性を持っているため、モチベーションの高い方が多く、大きな成長も期待できるタイプです。
3、フリーターが気にする求人のポイント
【A】なんとなくフリータータイプ
まだやりたいことが決まっていないため、色々な経験を積みたいと考えていることが多いです。
そのため「Wワーク」で働けることや、まずは資金を集めるために
「高収入を得られる」ことなどを訴求するのがいいでしょう。
【B】夢追い人タイプ
「自分の時間ややりたいことと両立できるか」を最も重視して勤務先を決定します。
そのため「シフトの融通が利く」ことや、「シフト提出が短い」ことなど、
事情を考慮してフレキシブルに働ける環境であることを訴求するのが効果的です。
また、役やイメージ作りのために髪型や髪色の自由度を気にする方も多いため、
しっかりアピールすることが効果的です。
【C】理由ありフリータータイプ
何かしらの理由があってフリーターをしているタイプの方には、
過去に体調不良や人間関係の悪化などで離職した方も多くいます。
そのため「人間関係の良さ」や「働きやすい労働環境」などを訴求すると安心感につながります。
また、「シフトの柔軟性」も合わせて訴求すると、色々な事情を持ったターゲットに刺さりやすくなります。
【D】正社員志向タイプ
「どうしたら正社員になれるのか」を明確にイメージできるようにすることが肝心です。
「正社員になるためのステップ」や「正社員になる目安の期間」などを記載すると、
ターゲットにとって目標や未来像が明確になります。
また、正社員志向タイプの中には、別の会社を辞職し、次の転職先が決まるまでの
つなぎとして働く『一時的なフリーター』も多く存在します。
短期で働ける仕事の場合は、優秀な人材を確保できる可能性が高まります。
4、フリーターに響く原稿表現
4つのタイプ別にどんな訴求ポイントが効果的か見てきました。
次に、具体的にどんな原稿表現をしたら4タイプそれぞれの
フリーター層に刺さるのか見ていきましょう。
【A】なんとなくフリータータイプ
具体的な「Wワーク」の働き方や実例を記載したり、
具体的に「いくら稼げる」のかをしっかり記載することが大切です。
例1)午前中だけ働いて、午後はWワークで別の仕事をしている方もいます。
例2)月収例30万円(週5日勤務の場合)
【B】夢追い人タイプ
シフトの融通が利くことを具体的な「シフト例」として出すようにしましょう。また、実際に夢を追って働いている人がいる場合は、
ターゲットへの共感につながるため記載することをオススメします。
さらに、髪型・髪色・ネイル・髭などの身だしなみが自由の場合は、
しっかりアピールするとより効果的です。
例1)早朝のみ・日中のみ・夕方のみ・夜勤のみなどシフトの融通が利きます。
例2)俳優を目指して働いている方は、稽古の時間を配慮してシフトを組んでいます。
例3)髪型・髪色・ネイル・ピアスは自由!金髪の人も働いています。
【C】理由ありフリータータイプ
「どんな人が働いているか」「どんな働き方をすることができるのか」
具体的な実例を記載することが大切です。
休日の取りやすさも重要になるので、会社としての「思いやり」や「配慮」の
気持ちを伝えることも効果的です。
例1)30代中心で女性が8割。ちょうどいい距離感で、フランクに会話を楽しんでいます。
例2)あなたの事情に合わせてシフトを組みます。どんな些細なことでも相談してください。
【D】正社員志向タイプ
正社員になるまでの流れや期間を明確に記載することが大切です。
また、実際にフリーターから正社員になった社員がどれほどいるのか、
正社員になったあとどんな活躍をしているのかなども合わせて記載すると効果的です。
例1)年に2回、正社員登用を実施!1年以上勤務した方は9割が正社員になっています。
例2)フリーターから1年で正社員になり、3年でマネージャーになった先輩もいます。
次の転職先が決まるまでのつなぎで働く『一時的なフリーター』には、
「働く期間」や「収入例」を具体的に提示するのが効果的でしょう。
例3)1ヶ月のみの短期可能。次の仕事が決まるまでのつなぎにも最適です。
例4)1ヶ月間で月収30万円以上も可能です。
5、採用についてのご相談は飛竜企画へ
広告表現ひとつで、採用の効果が大きく変わることはよくあります。
広告営業担当者との打ち合わせを通して、今まで気づかなかった魅力や
メリットを見つけ出すこともあります。
採用でお困りの方は、ぜひ一度、飛竜企画にご相談ください。