1. TOP
  2. 人事コラム
  3. 応募者を集めたい
  4. 2024年卒 新卒採用の中間報告を公開!2025年卒採用の見通しは!?

人事コラム

2024年卒 新卒採用の中間報告を公開!2025年卒採用の見通しは!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2024年卒 新卒採用の中間報告を公開!2025年卒採用の見通しは!?

コロナ過で下降していた大卒求人倍率が、再び上昇に転じた2024年卒採用。
企業側の求人数の増加に伴い、学生の売り手市場となっています。
そんな中、2024年卒採用では、1社あたりのエントリー数や
説明会予約数が前年割れをする厳しい状況となりました。
そこで今回は、リクルート主催の新卒採用セミナーの内容から、
2024年卒の新卒採用市場を振り返り、
2025年卒の新卒採用の見通しのポイントをご紹介します。





◆2024年新卒マーケットの状況

・大卒求人倍率は1.71倍に上昇。学生の売り手市場へ。
2024年卒の大卒求人倍率は、2023年卒の1.58倍から0.13ポイントアップの【1.71倍】まで上昇し、
企業側の採用意欲が高まっている状況です。
従業員規模別での大卒求人倍率をみても、全ての従業員規模で求人総数は増加しており、
新卒マーケット全体で学生の売り手市場となっています。
また、業種別の大卒求人倍率では、「金融」「サービス」「情報」で1倍を下回るものの、
「建設」「製造」「流通」は2倍以上、特に「建設」は13.74倍と、2010年卒以降で最高値を更新しています。

・内定出し開始時期は「3月」が最も高い状況に。
5月までの内々定・内定出しの累計をみると、昨年より6.8%上昇し、【77.2%】となっています。
時期でみると、【3月】はが最も高く、前年度と比べて内定出しが早まっている傾向があります。
内定率に関しても2017年以降【最高水準】で推移。
2/1時点では19.9%と前年を6.4ポイント上回り、6/1時点で79.6%となっています。
2023年卒においても、学生がはじめて内定を取得した時期は、3月が【19.3%】と一番高くなっていますが、
2月までの累計は【20.6%】となっており、採用活動の早期化が進行しています。




 

◆学生側の就職活動の動きを分析

・活動実施率は減少。一方、進路確定率は増加。
就職活動にかける時間が短くなり、早期に内定を決める学生が増加しています。
学生一人あたりの内定取得企業数は2社以上が【61.1%】と上昇。
そのため、内定辞退企業数も増加しています。

 就職活動の各セクションにおける実施率と最も高かった時期は下記の通りです。
■合同企業説明会参加:2月(36.2%)
■個別企業説明会参加:3月(38.0%)
■エントリーシートの書類提出:3月(69.8%)
■面接選考:3月(63.3%)
■最終選考:4月(43.3%)

 やはり、2月~3月をメインに就職活動を行い、
4月中に最終面接を終わらせ内定を確定させていく動きが中心となっているようです。

 

・インターンシップに参加する学生が増加。
インターンシップ・1day仕事体験に参加する学生の割合や、一人当たりが参加する企業社数が増加しています。
2023年卒においても、内定者の中に自社インターン参加者がいた企業の割合は【82.4%】と高く、
インターン参加企業に入社する学生の割合も【69.3%】に上ります。
さらに、最終的な採用数でみても、2023年卒の採用数に占めるインターン参加者の割合は【27.0%】となり、
就職活動においてインターンシップを重要視していることが分かります。





◆採用手法・プロセスの傾向と対策

・面接は対面回帰の傾向。WEBと対面の使い分けが鍵。
個別企業説明会・セミナー、面接においては、【対面】での実施が前年に比べて増加。対面回帰の傾向がみられます。
それぞれ面接方法の割合をみると、一次面接は「対面面接」と「WEB面接」がそれぞれ約30%と企業によって分かれるのに対し、
最終面接では「対面面接」のみを実施する企業が【71.9%】と大きな割合を占める結果となりました。

 一方、学生側に聞いた「プロセスごとのWEB・対面どちらが良いか」というアンケートでも、
合同説明会や個別説明会など初期の選考プロセスにおいては「WEBのほうがよい」が半数を超え、
最終面接においては「対面の方がよい」が40.1%でWEBを上回っています。
WEBと対面を選考プロセスごとに使い分けていくことが重要になるようです。

 
・採用手法は多様化。様々なアプローチを検討する必要あり。
学生が信頼している情報源としては、「説明会・セミナー(合同・個別含む)」が半数を超える結果に。
エントリー経路としては、「就職情報サイト」が【89.4%】で一番高くはありますが、「企業HP」が【59.2%】、
「インターンシップ等参加後の採用選考案内」が【42.5%】となっており、
「スカウト・逆求人型のサービス」や「SNS」など採用の入り口が多様化している傾向が強くなっています。
企業側も認知形成や広報の手段を増やし、学生へのアプローチを強化していく必要がありそうです。



◆2025年卒採用の見通し

・企業の採用意欲は引き続き高い水準を維持する予測。
それでは2025年卒の見通しを見ていきましょう。
2025年卒採用を実施する企業は【87.5%】。
また、2025年卒の採用予定人数を「増やす」もしくは「変えない」と回答した企業は【77.1%】となり、
2024年卒に引き続き、企業の採用意欲の高い状態が続きそうです。

 説明会や面接の増減の見通しに関しては、「2024年卒と同程度」が最も高く大きな変化は見られない一方、
WEBと対面を上手く使い分けた選考プロセスが広がっていくと予想されています。

 
インターンシップも2024年卒と同様に検討する企業が多数。
次に学生の参加率が高まっているインターンシップについての見通しを見ていきましょう。
2025年卒対象のインターンシップ・1day仕事体験の実施予定企業は【63.9%】と、
やはり多くの企業がインターンシップを検討しているようです。

 実施日数でいうと、「1日以下のプログラム」が【90.7%】と最も多く、
「5日以上のプログラム」を実施する企業も【23.7%】あります。
また、開催時期でいうと、【8月・9月】の夏期間が最も多く、
次いで【12月・1月】の冬期間が多くなっています。
学生の参加時期も同様に、【8月・9月】【12月・1月】が多い予測です。



学生との早期接点を持つことがカギ
企業側の採用意欲が高い一方で、学生側は就職活動にかける時間が短くなり、
早期に内定を決める学生が増加。
そんな中ではインターンシップ・1day仕事体験などを活用し、
早期に企業認知をはかり学生と接点を持つことが必要です。

オープンカンパニーの位置づけで、
説明会やOB・OGスタイルでも実施可能になり、
企業はこれまでよりも企業認知をはかりやすくなりました。
そういった機会を積極的につくっていくことが採用成功のカギになると言えるでしょう。

▼こちらの記事もご参考ください!
【2025卒】夏のインターンシップ・1day仕事体験の傾向とは!?






新卒採用のご相談は飛竜企画へ

いかがだったでしょうか。
2025年度も求人倍率が上昇する見込みとなっており、
企業様にとって厳しい市況感が予想されます。
飛竜企画では、多様な採用手法、採用業務のアウトソーシング、インターンシッププログラム、
内定者フォロープログラム、研修プログラムなど、新卒採用に関するあらゆるご提案が可能です。
お困りの点やプログラム作成、運用に関してなど、お気軽に弊社までご相談ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加