学部別大学生の人数を調べました。文科省 学校基本調査より
新卒採用は2023年6月を迎え、2024年度卒業予定者の選考・内定のピークを迎え、
2025年度卒業予定者のインターンシップに向けた情報収集が始まるシーズンです。
新卒採用に携わる企業の採用担当者や新卒採用のステークホルダーのみなさんの業務が慌ただしくなるシーズンを迎えました。
さて、インターンシップや採用活動で、企業側が採用サイトやダイレクトリクルーティングサービスを活用して
スカウトサービスやWEBダイレクトメールなどでアプローチすることがあると思いますが、
その際に各サイトの登録人数を確認した際、人数が多いのか…少ないのか…と感じることもあるかとおもいます。
今回は文科省が2022年12月に発表した学校基本調査のデータをもとに、2022年5月現在で
対象大学生がどのくらいいるかをまとめております。登録人数の疑問に対して
参考の一つにしていただけますと幸いです。
2022年5月時点での大学生の数は、205万7597人(男性109万5230人、女性96万2367人)
(文科省 学校基本調査(2022年12月度発表) より)
おそらく
2024年卒にあたるであろう令和4年度3年次学生が49.3万人
2025年卒にあたるであろう令和4年度2年次学生が49.8万人
学部により6年次学生がいたり、編入、留学、留年、休学などで一定数の変動はあるかと思いますがおおよその人数になろうかと思います。
大分類でわけた各学部の各年次での人数
(文科省 学校基本調査(2022年12月度発表) より)
上記を見ますと理学部、農学部、家政、芸術などは6万人台と数が少ないことがわかります。
よくターゲットの議論になる際、工学部の機械・電気電子・土木建築の学生が…というお話も多いですので調べたものが以下です。
2022年5月時点での機械工学の大学生の人数は、3万9481人(男性3万7330人、女性2151人)
(文科省 学校基本調査(2022年12月度発表) より)
ちなみに、機械工学は機械工学、交通機械工学、精密機械工学、生産機械工学、システム制御工学、エネルギー工学などが含まれており、
電気通信工学は、電気工学、電子工学、情報通信工学、画像工学、光工学などが含まれています。情報系学生は比較的電気通信工学に含まれることが多いようです。機械工学、電気通信工学も2025年に卒業年次になる2年次学生は3万人を切る人数です。
なかでも機械工学は3万9481人(男性3万7330人、女性2151人)と非常に少ない人数で、
ここにはあらわしていませんが機械工学の1学年あたりの女性の数は500人前後となります。
ここから修士・博士課程を目指す学生も多いのでこのターゲットが非常に狭いということがわかるかと思います。
新卒採用も充足率が落ちてきていると聞いています。学生ターゲットの再検討も必要な時期に来ているかもしれません。
以上ご参考になりますと幸いです。