1. TOP
  2. 人事コラム
  3. 人事コラム
  4. 【2025卒/新卒採用】秋冬に実施したいオープンカンパニーとは?

人事コラム

【2025卒/新卒採用】秋冬に実施したいオープンカンパニーとは?

【2025卒/新卒採用】秋冬に実施したいオープンカンパニーとは?

2025卒に向けた夏のインターンシップが終わり、次は秋冬に向けたプログラムがスタートしてきます。

文科省・厚労省・経産省の三省の合意によって、「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」が改訂されたことにより、2025卒からインターンシップの取り組みが大きく変わっています(詳細は下記の記事をご参照ください)。

就業体験が任意になったことで、プログラム内容の多様化が広がった夏のインターンシップ。
そこで今回、秋冬に実施したいオープンカンパニーについての情報と、今後のマーケットや学生の動向についてご紹介していきます。

(参考記事)

【2025卒】夏のインターンシップ・1day仕事体験の傾向とは!?

https://www.jinjilab.jp/article/column/a125


1、オープンカンパニーとは

オープンカンパニーの特徴

オープンカンパニーとは、業界・企業による説明会やイベントを行うキャリア形成支援活動のことです。
大学が行う「オープンキャンパス」の企業版・業界版・仕事版のイメージです。

実施内容としては、主に企業や就職情報サイト、大学のキャリアセンターなどが主催するイベントや説明会などが中心で、「業界・企業説明」「先輩社員・OBOGの座談会」「職場見学」などを行います。
期間としては1日など短期間での開催が多く、学年問わず誰でも参加することが可能で、オンラインで実施することもあります。


インターンシップとの違い

インターンシップは、「就業体験を伴うプログラム」のことで、オープンカンパニーは「就業体験が伴わないプログラム」のことを指します。

あくまでオープンカンパニーは「企業や業界の情報を学生に提供すること」が目的となるため、インターンシップと違い、「取得した学生の情報を採用活動に使用することができない」ので注意が必要です。

 

2、2023秋冬のオープンカンパニーの傾向

就活の早期化が進行中

コロナ禍で低下していた大学求人倍率は年々増加し、2024卒では【1.71倍】にまで上昇。
合わせて求人総数も増加しており、企業の採用意欲が高まっています。

また、内定出しや内々定出しの開始時期は【前倒し傾向】になっていて、就活の早期化が進行しています。

そういった状況から、学生の進路確定率も【58.6%】に上昇し、学生一人あたりの内定取得企業数も【平均2.32社】となっており、2社以上の内定をもらう学生が【6割】を超える状況となっています。


インターンシップや仕事体験が進路確定に影響

2024卒では、インターンや仕事体験に参加した学生の割合も増加している傾向にあります。

インターンシップや仕事体験への参加率は【9割】を超え、インターンシップなどに参加することが当たり前の状況になっています。
また、インターンに参加した企業や同業種の企業に入社予定の学生の割合は【約70%】と前年よりも増加。
進路確定に大きな影響力を持つことがわかります。

2024卒の特徴としては、コロナが収束を迎えたこともあり、対面実施への回帰が傾向としてみられ、【対面とWEB】の両方を上手く取り入れる企業が増加しているようです。


秋冬はより意欲的な学生の参加が活発に

秋冬のインターンシップ・オープンカンパニーでは、夏のインターンシップや仕事体験で得た情報をもとに、より軸を絞った就活を行うようになります。
その分、夏よりも意欲的な学生が多くなるため、「業界優位性や併願他社と比較して優位に立てる情報を提供できるプログラム」を行うことが大切です。

すでに多くの企業が秋冬のインターンシップ・オープンカンパニーの実施をスタートしているので、早めの対策が求められます。




3、オープンカンパニーのプログラム内容

では、オープンカンパニーのプログラム内容についてご紹介します。

多くの企業が実施している代表的な例で言うと、「会社説明会」「業界研究セミナー」「企業研究セミナー」「OB・OG訪問」「職場見学」「店舗見学」「工場見学」などが挙げられます。

今回はその中で「会社説明会」「仕事見学」について簡単に説明します。

会社説明会

就活中の学生は多くの会社説明会に参加しています。
その大きな目的としては、「自分に合った業界・業種・仕事はなにか」を探ることにあります。
そのため、学生の興味を引く内容を用意し、まずは「印象に残る」ことが大切になってきます。

ただの会社説明で終わるのではなく、会社の特徴を強く感じられるような内容や、学生にとって身近で興味をそそるような内容を盛り込むようにしましょう。

<プログラム例>

  • 説明者以外の様子も感じられるオンライン社内ツアー
  • 社内の人柄や実際の仕事の様子がわかる先輩社員登壇


仕事見学

仕事見学(職場見学・店舗見学・工場見学)は、実際の仕事風景をみることができ、社員と直接言葉を交わし疑問点などを質問できるため、学生から人気のプログラムとなっています。

学生側としては、入社後の働くイメージがつきやすくなりますし、企業研究にも活かすことができます。
企業側としても、学生の生の反応がわかり、両者にとってメリットの大きいプログラムです。
社内の雰囲気や仕事の様子など「実際のところ」が分かるプログラムを心がけるといいでしょう。

<プログラム例>

  • 入社1年目や3年目など複数の世代に会えるOBOG訪問
  • 社員食堂や休憩スペースなど仕事外の様子も分かる職場見学



4、今後のマーケット感や学生の動向


2025卒の採用予定人数は、前年と比べて変えない企業が【68.3%】、増やす予定の企業が【8.8%】となっており、引き続き採用意欲が高い状態が続きそうです。
個別説明会や面接の実施に関しても、前年と比べて変えない企業が多く、「Web」と「対面」の使い分けがさらに広がっていく見込みとなっています。

インターンシップに関しては、多くの企業が2025卒でも実施予定とする中、「5日以上のプログラムを行う」と回答した企業が【23%以上】となっており、インターンシップやオープンカンパニーに力を入れている企業が多いことがわかります。
2024年卒のインターンシップ参加傾向を見ると、10月・11月の学生の参加率は低い傾向にありますが、【12月・1月・2月】にかけて参加率が増加していく傾向にあります。
そのため2025年卒も同様【8月・9月】、【12月~2月】にかけてインターンシップやオープンカンパニーの実施が活発化していくと予測されます。

今のうちに準備を進めておくことが大切です。



5、新卒採用・オープンカンパニーのご相談は飛竜企画へ


いかがだったでしょうか。

今回は、2025卒秋冬でのオープンカンパニーに関する情報と、今後のマーケットや学生の動向についてまとめさせていただきました。
就活の早期化やインターンシップ・オープンカンパニーの活用促進の傾向は、2025卒でも続いていくと予想されます。
ぜひ早めに準備を行い、新卒採用を成功させていきましょう。

新卒採用にお悩みの方や、インターンシップやオープンカンパニーの実施に関する相談は、お気軽に弊社までご連絡ください。