地方部の転職が拡大中 異業種・異職種への転職が7年で4.5倍に

地方部の転職者数は7年で3.32倍と増加傾向に
都市圏の2.06倍よりも増加幅が大
人事ラボ編集部のキムラです。
今回も人事担当の皆様に有益な情報を提供いたします!
新型コロナウイルスが5類に移行後、求人掲載件数が増加していることで
中途採用に於いても集客難が続いております。
しかしながら、就業人口が少ない地方都市は採用難と思われがちですが
直近7年で地方部への転職者が増加傾向にあります。
その背景と地方企業の取り組みが採用難打開へのヒントになるかもしれませんので
紹介させていただきます。
リクルートは23年11月、地方部の転職が拡大 異業種・異職種への転職はこの7年で4.5倍に増加したとデータをプレスリリース致しました。
引用元:https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2023/1113_12729.html
目次
- 地方部への転職者数について
- 地方部への異業種・異職種転職者数
- 地方部への転職者数が増加している背景
- まとめ
まずは地方部への転職者数が増加傾向にあるデータを一部抜粋致します。
1、地方部への転職者数
地方部への企業への転職者は、直近7年(2015年度-2022年度)で3.32倍と増加傾向にあり
都市部の企業への転職者数2.06倍よりも増加幅が大きくなっております。
2、地方部への異業種・異職種転職者数
また地方部への異業種・異職種の転職者は、直近7年(2015年度-2022年度)で
地方部で4.43倍、都市部で2.5倍と、こちらも前段の
地方部への転職者と同じく多くなっております。
3、地方部への異業種・異職種転職者数
冒頭に記載させていただいたように、都市部に比べ地方部の人材不足は顕著なため
地方部の企業の取り組みとして
採用ターゲットを異業種・異職種に広げ、賃上げを行い
働き方の柔軟性を高め、求職者にアプローチしていることが考えられます。
4、地方部・都市部の取り組み
採用難が続いていくと、上記取り組みに参画していなかった地方企業が“働きやすさ”を
掲げて求職者にアプローチしていくことで、都市部から地方部への流入は大きくなっていくことが想定されます。
しかしながら、地方部に関しては「在宅勤務・リモート」などの働き手の
ニーズに合った柔軟な働き方においては都市圏の企業に劣後している状況もありました。
人材を集客していくために経験者採用から異業種・異職種にターゲットの上
在宅勤務・リモートワーク制度などの働きやすさを打ち出すことで
人材不足を解消できる手立てとなるかもしれません。
今後は、働く個人が住む場所に関わらず、活躍の場をいかに整備できるかが、キャリア採用成功のカギとなっていきます。
企業側の対応としては、「働きやすさ」や「ライフワークバランス」を意識した待遇や条件にしていく必要がありそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参照元
→https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2023/1113_12729.html