今年度こそ「自社の採用プレゼンテーション」を真剣に考えよう

・今年度は「ツール」「プラットフォーム」の話から一歩抜け出そう
・自社をどうプレゼンするか、で採用成果は大きく変わる
・採用ピッチと呼ばれるプレゼン資料の導入はオススメです
目次
- 今年度は「どの媒体を使う」「どのツールを使う」だけの議論から卒業しませんか?
- 飛び抜けていなくてもいい。自社が学生に提案できる価値を考えよう
- すぐできるオススメの施策~ 低コストな「採用ピッチ資料」で簡潔なまとめを
- まとめ~今年度は採用の構造改革に着手しよう
4月を迎え、新たに採用担当になられた方、あるいは今年こそ採用活動を成功させたいと考えている部門リーダーの方も多いかと思います。
数々の媒体や手法の議論をしているものの、本当に求める成果が得られていない。そう感じる企業も少なくありません。
人口減少社会の新卒採用は。プラットフォームの力では勝てない採用活動。競争が激化する市場で求められるのは、どのプラットフォームでも、「自社の魅力を、いかに要所を抑えてプレゼンするか?」です。
そこで本記事では、「どのツールを使うか」ではなく、「どうプレゼンするか」に焦点を当て、採用活動を強化する方法をお伝えします。
今年度は「どの媒体を使う」「どのツールを使う」だけの議論から卒業を。
新卒採用の構造上、まず議論が「予算取り」から始まり、予算が取れたら慌ただしく採用活動に入り、中身を考える時間がない!という企業さん、多くないでしょうか?
しかし、それが採用失敗の第一歩、と私たちは考えます。
まず、この構図を抑えておくことが大事です。
✔ (特に本選考期で)学生は、限られた時間の中で、企業情報を多くのチャネルで収集し、慎重に比較する
✔ 企業に対して学生の数が少なすぎるため、学生は多くの企業のメディア記事や説明会を視聴することになる。
✔ そのため、プレゼンが要領を得ていない企業は、学生の記憶にも残らない。
「求人媒体」「ダイレクトリクルーティング」「オープン・カンパニー」「採用HP」いかに母集団形成に趣向を凝らしても、いっこうに説明会エントリーやES提出率が上がらない、また他社内定を理由に辞退されてしまうのは、企業側がこの構造を理解せず、冗長なプレゼンをしてしまうためです。
飛び抜けていなくてもいい。自社が学生に提案できる価値を考えよう
企業が採用市場で競争力を持つためには、「自社ならではの価値」を言語化し、学生に伝えることが欠かせません。
ポイントは、「突き抜けた強みがなくても、学生に提案できることはいくらでもある」ということです。
<こんなに飛び抜けていなくても構いません>
✔ 頑張れば年収2,000万円!
✔ 世界的に有名なブランド企業に勤めよう!
✔ 完全テレワーク可能!日本中のどこからでも勤務可能です!
大切なのは、学生の価値観に合わせ、「自社が提供できる価値」を整理して伝えることです。
<学生の価値観>
リクルートマネジメントソリューションズ「2025年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査」では、学生が仕事に求めるものは「安定(42.6%)」「貢献(31.1%)」「金銭(30.0%)」「成長(29.8%)」が上位。程度の差はありますが、このうち、どんなに工夫しても、この4つを全く提供できません、という企業さんはなかなかいないのではないでしょうか?
(出典
https://www.recruit-ms.co.jp/assets/images/cms/news/upload/3f67c0f783214d71a03078023e73bb1b/3d5445ffb000474182b08bd31d18eba5/20241128-pressrelease-01.pdf)
例えば、こんな事例があります。
📌 例:「安心」「成長」「収入」の3点をプレゼンした、中小企業営業職の採用ケース
✅ 収入の見通しを明確化
→ 30歳で年収600~800万円程度を目指せる
✅ キャリア形成の具体例を示す
→ 大手企業の商材を扱い、BtoB営業の基礎が身につく
✅ 安定性を強調する
→ 創業50年、転居を伴う転勤なしで長く働ける
この企業では、カジュアル面談と採用プレゼンテーションの整理、採用ピッチ資料の導入により、面接率や採用率が飛躍的に改善しました。
すぐできるオススメの施策~ 低コストな「採用ピッチ資料」で簡潔なまとめを
採用ピッチ資料とは?
学生に向けて企業をプレゼンするために制作する、パワーポイントで作られた資料です。新卒採用シーンでは「説明会スライド」としても登場。こちらが今再度注目を浴びています。
📌 採用ピッチとは?
✔ 企業説明会や採用HPで使用する、企業の魅力を伝えるプレゼン資料
✔ 「学生にとっての価値」を軸に、企業の強みを整理する
✔ 入社案内よりも深い情報を伝えることが出来、採用動画よりも学生が自分のタイミングで情報を見直すことが出来るため、保存性が高い
💡 採用ピッチを導入するメリット
✅ 採用説明会の質を統一できる → どの担当者が説明しても伝わり方がブレない
✅ エントリー率の向上 → 企業理解が深まり、志望度が高まる
✅ 低コストで導入可能 → 簡潔な資料を作るだけで大きな効果
「求人広告を変える」「新たなツールを導入する」よりも、今ある採用説明会のプレゼンを整理するだけで、大きな改善が見込めます。
少し弊社の宣伝をしますと、飛竜企画は、採用ターゲットにとっての企業ごとの訴求分析や企画力に強みを持つ、採用のプロです。これまで、採用ピッチだけでも250社以上のサポート実績があります。
🎯 採用ピッチの導入を支援した企業からは、こんな声が届いています。
「最初はただの採用ツール制作のつもりだったが、会社の魅力の整理ができ、採用活動全体の方針まで変わった。」
「学生の質が目に見えて変わり、仕事を理解して面接に参加してくれるようになった」
「社内の採用プレゼンが統一され、人事部の負担が減った。」
👉 下記より、無料相談会にお申し込み可能です。
自社プレゼンの改善点・採用ピッチ資料の書き方について、専門のコンサルタントがアドバイスいたします。
ここでは書くことが出来ない事例紹介などもございますため、お気軽にお申し込みください。
まとめ~今年度は採用の構造改革に着手しよう
こうした「採用コンテンツ」のお話、企業文化によって捉え方が本当にまちまちです。「そんなものは必要ない」で何十年も採用活動をされる企業様もいれば、真剣な企業様は本当に真剣です。逆に言えば、やらない企業とやる企業でどんどん差がついてしまう分野でもあります。取っ掛かりだけでもいいので、今年度手を付ける年にすることをおすすめします。