クリエイティブラボ|ターゲット別求人広告表現~若手の中途採用編~

あらゆる業界で人材不足が続いている状況を受け、中途採用の需要は年々拡大し続けています。
その中でも仕事に最も力を注ぐことのできる20代~30代の若手層は、
どの企業も喉から手が出るほど欲しい人材です。
ただし、その分、優秀な若手の獲得競争は激しさを増しており、
若手採用に苦戦している企業がとても多いのが現状です。
そこで今回は、中途採用における若手層の特徴や求人原稿表現のポイントをご紹介します。
目次
1、中途採用市場における「若手」とは?
「若手」と一口に言っても、年齢のレンジによって、その志向性や特徴は大きく変わってきます。
今回は、「20代前半」「20代後半」「30代」と若手を分類して考えていきましょう。
■20代前半
20代前半はまだまだ社会での経験が乏しく、スキルも低い水準にありますが、
その分、多くの伸びしろが残されており、将来性を見据えての採用となります。
ここで重要視するポイントは、経験よりも「素直さ」や「柔軟さ」など人間性に関わる部分。
企業の風土に合うか、成長できるポテンシャルがあるかを採用の基準とするケースが
多くあります。
■20代後半
20代後半になると、ある程度社会人としての経験も積んでいることもあり、
リーダーポジションでの活躍を期待して採用するケースが多くなってきます。
特に会社を設立して間もないスタートアップ企業では、20代後半で重要な
ポジションを任されることも多く、個人としての能力を問われやすい年齢層になります。
■30代
30代になると、個人の能力にプラスしてマネジメント能力をより問われやすくなります。
マネージャー職や管理職として採用されるケースも多く、
これまで培ってきた経験やスキルをどう活かせるかが鍵になってきます。
2、若手が気にする求人のポイント
近年の若手層の転職理由として「やりたい仕事ができるか」
「プライベートな時間は確保できるか」というポイントがあります。
そのため、会社の規模感や将来性よりも、この場所でどんな仕事ができるか、
どんな働き方ができるか、どんな成長ができるかという部分が非常に重要になります。
「自分らしく働けるか」これが若手が転職を行う上で大切な価値観になってきます。
・やりたい仕事ができるか
若手層が一番重要視するのが「仕事内容」。入社後にどんな仕事をするのか、
具体的にイメージできるようにするといいでしょう。
また、将来的にやりたい仕事ができるかも重要です。
自分のやりたいプロジェクトに挑戦できるのか、ジョブチェンジできる制度が
整っているのかなども、大切なポイントになってきます。
・教育体制は整っているか
既卒・第二新卒層の若手は、社会人経験が少ないため、
しっかりと研修・教育制度が整っているかを
重視する傾向があります。特にコロナ禍で入社した若手層は、
会社にオンライン研修の制度が整っておらず、
きちんとした研修が受けられなかったという方もいます。
入社後にどんな研修があり、その後もどんな教育体制が整っているのか、
具体的に提示してあげましょう。
・プライベート時間は確保できるか
ワークライフバランスの重要度は年々増してきています。
休日や残業、在宅勤務(リモートワーク)の有無など、
求職者にとって働きやすいと感じてもらえる制度がある場合は
もれなく記載すると良いでしょう。
誇張はせず、事実のみを丁寧に伝えることが肝心です。
・どんな人が働いているのか
いつの時代も転職理由の上位にあがるのが「人間関係」。人間関係は誰もが気になるところです。
どんな人が働いているのか、どんな雰囲気の会社なのかが分かる写真をいれておくことで、
求職者に安心感を与えることができます。
3、若手に響く原稿表現(キャッチコピー/募集情報)
・誇張表現ではなく、事実ベースで
キャッチコピーなどで「年収1000万円以上稼げる」「毎日定時に帰宅できる」などの
訴求がされていることがよくあります。確かに魅力的な内容ですが、「本当なのかな」
「一部の人だけじゃないのか」と不安になる若手の方が多いようです。
こうした表現を入れるなら、必ずその根拠となる理由を載せるようにしましょう。
こういった企業の「正直さ」を評価する若手も多くなってきています。
・働く人の人柄やライフスタイルが見える
一緒に働くスタッフの人柄や職場環境が分かるようなエピソードが原稿内に入っていると、
より共感を生みやすくなります。「入社したら共通の趣味の話題で盛り上がれそうだ」
「自分も同じようなライフスタイルを送れるのかな」と入社後のイメージが自分事として
描きやすくなります。
例:×アットホームな職場です
◎週に1回はチームでランチに行っています!もちろんチーム長のおごりです(笑)
・ながら検索でも分かりやすい表現を
若手が転職活動する際に用いるのは、スマートフォンである場合が圧倒的に多いです。
電車などの移動時間で「ながら検索」することが多く、きっちりと原稿を読み込むよりは、
要点をさっと把握して取捨選択する傾向があります。
なので、まずは見やすいように情報を整理してあげることが肝心です。
重要な情報はTOP画面(検索画面)で見えるようにしておきましょう。
4、若手に響く原稿表現(デザイン)
・イキイキした表情の若手の写真を使用
若手求職者にとって同世代の若手が活躍している環境かどうかはとても重要な情報になります。
その方の写真が写っていれば、より入社後のイメージが明確に湧くはずです。
また、写真は文章よりも多くのことを語ってくれます。
イキイキした表情で働く様子やプライベートの様子をデザインには出来るだけ
盛り込むようにしましょう。
・デザインもスマホ対応で
先述したようにほとんどの若手がスマートフォンで転職先を探しています。
だからこそ、デザインに関してもスマホを意識した構成にする必要があります。
スマホサイズでもしっかり見えるようなフォントサイズであることはもちろん、
シンプルで分かりやすく情報を把握できる構成にしましょう。
・数字やデータは視覚的に見せる
数字やデータを見せることは、若手求職者にとって大きな訴求効果があります。
しかし、見せ方は工夫するようにしましょう。
おすすめなのは、視覚的に数字やデータが理解できるインフォグラフィックス。
さっと見ただけでも、情報を正確に伝えることができ、企業イメージの向上にもつながります。
5、採用についてのご相談は飛竜企画へ
広告表現ひとつで、採用の効果が大きく変わることはよくあります。
広告営業担当者との打ち合わせを通して、今まで気づかなかった魅力や
メリットを見つけ出すこともあります。
採用でお困りの方は、ぜひ一度、飛竜企画にご相談ください。