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令和5年度 最低賃金の引き上げについて

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令和5年度 最低賃金の引き上げについて

全国加重平均額は初の1,000円超え

地方最低賃金審議会が答申した令和5年度の地域別最低賃金の改定額を
厚生労働省 労働基準局賃金課が取りまとめました。

全国加重平均額は昨年度から43円引上げられ1,004円と、
初めて1,000円を超えることになります。

47都道府県で39~47円の引き上げ、
うち、47円引き上げは2県となっています。
島根県(857円→904円)、佐賀県(853円→900円) 

1,000円超えの都府県は3から8に増加

現在東京都、 神奈川県、大阪府の3都府県が1000円を超えていますが、
新たに、埼玉県、愛知県、千葉県、京都府、兵庫県も1000円を超えることになります。
8都府県の最低賃金はコチラです。

  最低賃金 上げ幅
引き上げ後 現在
東京都 1,113 1,072 41
神奈川県 1,112 1,071 41
大阪府 1,064 1,023 41
埼玉県 1,028 987 41
愛知県 1,027 986 41
千葉県 1,026 984 42
京都府 1,008 968 40
兵庫県 1,001 960 41


都道府県の格差は最大で220円

一番高い東京都が1113円、一番低い岩手県は893円と、
220円もの差が出ています。
高い賃金を求めて、人材が地方から都市部へ流出する可能性はまだまだありそうです。

 答申された改定額は、都道府県労働局での異議申出に関する手続を経て、都道府県労働局長の決定により、10月1日から10月中旬までの間に順次発効される予定とのことです。

昨年の最低賃金引き上げ時も
9月ごろから賃金を引き上げて掲載する企業がありましたので、
今年も9月ごろから各企業で賃金を引き上げて求人募集を行う企業が出てきそうです。

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