1. TOP
  2. 人事コラム
  3. 人事コラム 教育・研修 社員を育てたい
  4. 社会人に求められるもう一つの能力「感情知能(EQ)」

人事コラム

社会人に求められるもう一つの能力「感情知能(EQ)」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
社会人に求められるもう一つの能力「感情知能(EQ)」

ビジネスでは、業務成果が求められるため、業務フローや固有の専門知識の習得にのみ関心が向きがちですが、仕事で成果を出すためには、実はもう一つ大切な能力があることをご存じでしょうか。それは「感情知能」とも言われるEQ能力のことです。



●「EQ」とは

 「感情知能」とも言われ、感情に気づき、理解し、上手に付き合う能力。EQ発揮に
 よって、やる気を出したり、人との関係が良くなるなど、その人本来の知的能力や
 持ち味も十分に発揮でき、成果を出しやすくなることが研究で知られています。


 ●「EQを発揮する人」とは?


 (1)自分の気持ちを前向きにできます。

  人の感情は何かのきっかけで変化します。
  怒ったり、喜んだり、驚いたり、落ち込んだり・・・。
  自信を無くしたり、悔んだり、浮かれたり、悲しんだり・・・。
  直前に起きた出来事のせいで、イライラを引きづったり。

  そのままの気持ちでは、今、そしてこれからやるべき仕事に悪い影響を及ぼすこ
  ともありますよね。
  
  でもEQの高い人は、今、どのような感情にコントロールできれば、良い結果につ
  ながりやすいかすぐに判断でき、その時々に応じて自分の感情を調整します。

  自分の気持ちを前向きにしたり、周囲にも良い影響を及ぼすことができるのです。

 (2)気持ちを上手に伝えます。

  EQを発揮する人は、自分の感情表現も豊かです。
  「ありがとう」「嬉しいです」「ごめんなさい」などの気持ちを素直に言葉で、
  そして言葉以外(ノンバーバルスキル=表情、しぐさ、声色)でも伝えます。

 (3)相手の気持ちに寄り添います。

  人と協働する際、相手の意向に関心を払い、相手の立場に立って考え、行動する
  ことが出来ます。言葉に表れない人の気持ちを読み取ることも得意で、聞き上手
  で、信頼関係を築きやすいため、チームワークに良い影響を及ぼします。

●「性格」ではなく、伸ばすことができる「能力」

 EQは「性格」ではなく「知性・能力」です。そして誰にでも備わっている能力です
 が、発揮度には個人差があります。それは人の感情に注目し大切に扱う意識や行動
 習慣に個人差があるから。つまり、自分の発揮度を知り、望む行動習慣に修正すれ
 ば、その人らしくEQを伸ばせ、成果を出しやすくなるのです。

●次回からは、EQの発揮のための12のトレーニングをご紹介していきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加