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2025年問題と今後の採用活動

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2025年問題と今後の採用活動
RICTEC事業部の山口です。

今回は2024年問題ではなく、2025年問題について述べていきたいと思います。

そもそも2025年問題とは
いわゆる「団塊の世代」800万人全員が75歳以上、つまり後期高齢者となるのが2025年です。
2025年問題を一言で説明すると「超高齢社会が訪れることで生じるさまざまな影響」を指します。
団塊の世代が75歳以上を迎えることで、総人口1億2257万人のうち、約17.9%の2,180万人が後期高齢者になります。

2025年問題の社会的影響は以下の通りです。

・社会保障費の負担が重くなる
・医療・介護の体制維持が困難になる
・後継者不足による廃業が経済の縮小を加速させる

上記に加え少子高齢化もあり、労働人口が大幅に減少するのは容易に想像できるかと思います。
パーソル総合研究所の調査によると2025年に505万人、
2030年には644万人の人材が不足すると予想されています。
2030年の予測値になりますが、業種別に最も不足するのはサービス業の約400万人、次いで医療・福祉業界の約187万人となっています。
出典:パーソルホールディングス株式会社「2025年問題とは?何が起こるのか・具体例や対策をわかりやすく解説」

早い話が2025年以降少子高齢化がより加速していくという事です。



これからの採用活動のポイント
業種・職種に関わらず今後は今よりも少子高齢化がより加速した中での採用を強いられます。
当然ですが今よりも求人への応募が減る可能性が高くなります。
その様な環境で念頭に置くべき考え方が「1応募1採用」です。
「この会社で働きたい」って思ってもらえる人からの一本釣りも今後は考えていくべきだと思います。

そのためには自社とマッチする人への訴求が大事になってきます。
求める人物像を共通言語化し求人原稿に落とし込むことが重要になってきます。

この「求める人物像を共通言語化」することを、
「ペルソナ設計」と言います。
ペルソナ設計の主な流れは下記です。

①現場にヒアリングし必要な人材を定義する
②採用目的を明確にする
③イメージする人物像の条件を書き出す
④仮のペルソナを現場のイメージとすり合わせる




それと同時にホームページで、
求める人物が入社を検討するために必要な情報を
応募前にすべて確認できる状態にするのが重要になります。

転職者の99%がホームページを見る、
そして81%が応募を検討するタイミングで見ている、というデータもあります。
出典:マイナビキャリアリサーチLab「ホームページに関する意識調査」


転職者が応募前に確認するのは労働条件、仕事情報といった部分が一般的です。
労働条件でいえば給与額や賞与の有無、勤務地、勤務時間、休日休暇、福利厚生待遇、教育体制といった募集要項。
仕事情報でいえば他部署との関わり、使うツールやシステム、会社やチームの方針、評価される行動といった、
見た人が実際に働いているイメージが持てる情報などになります。

飛竜企画ではペルソナ設計はもちろん採用ページのコンサルなどもさせて頂きます。
お気軽にお問い合わせください。


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