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飲食業界の中途採用店舗勤務(店長候補)の現状と採用成功するための改善策!

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飲食業界の中途採用店舗勤務(店長候補)の現状と採用成功するための改善策!

飲食店の人手不足を解決するためには?飲食業界の正社員採用の課題と改善策を解説!

 長年、人不足が叫ばれてきた飲食業界ですが、コロナ禍を経て、さらに人手不足が深刻化しています。特に、正社員の採用の難易度は年々増していて、多くの企業が採用活動に苦戦しています。飲食業界の人手不足が加速している背景には様々な問題がありますが、まずはその課題を把握することが肝心です。課題を知ることでそれに対する改善策を考えることができ、実行に移すことで課題解決に近づけるはずです。そこで今回は、飲食業界の正社員採用に関して、その課題と改善策について解説していきます。

目次

  1. 飲食業界の正社員採用の現状を知る
  2. 飲食の仕事に対するイメージを知る
  3. 応募数を増やすための5つの改善策
  4. まとめ

1、飲食業界の正社員採用の現状を知る

 まずは飲食業界の正社員採用の現状について把握していきましょう。現状をしっかり把握することは改善策を考えていく上で非常に重要です。今回は、飲食業界でも「店舗勤務(店長候補)」の正社員採用を想定し、【店舗勤務(店長候補)の仕事内容】【有効求人倍率】【平均月収】の3つを確認していきます。

店舗勤務(店長候補)の仕事内容

店舗勤務(店長候補)の仕事は、「接客・販売」「調理」「シフト管理」「売上管理」「人材育成」などの業務が中心となります。その他、店舗責任者になると、売上目標達成、顧客満足度向上、従業員のモチベーション維持などの業務も担当することになります。

有効求人倍率

有効求人倍率とは、求職者一人あたりにどれくらいの求人があるかを示す指標のことです。有効求人倍率が1より大きい場合、「求職者の数に対して求人数が多い」ことを表し、人手不足の状態となります。つまり、有効求人倍率の値が大きければ大きいほど、人手不足が深刻な状態だと言えるでしょう。
では、飲食業界の有効求人倍率はどのくらいの値なのでしょう。厚生労働省が発表する「一般職業紹介状況(令和4年4月分)について」のデータによると、【飲食物調理が2.38倍】【接客・給仕が2.48倍】という数値になっています。一般職業全体の数値が1.23倍】なので、これはかなり高い数値です。飲食業界の人手不足が深刻化していることがこのデータからも分かります。

平均月収

厚生労働省が発表する「令和5年賃金構造基本統計調査」のデータによると、飲食業界(宿泊・飲食サービス業)の平均月収は259000円】です。これは、統計をとっている全産業(15産業)の中でも【最も低い数値】となっています。業界全体として給与が低いというのも、人手不足を加速させる要因のひとつとなっています。   
また、「未経験者」と「経験者」で比較すると、当然「経験者」の方が給与が高くなる傾向にあります。店長職として採用されると、平均月収は25万円~35万円ほどの水準となる場合が多いです。

2、飲食の仕事に対するイメージ を知る

 採用を行う上で、マーケットの現状を知ることは大切ですが、もうひとつ求職者(ターゲット)が抱いているイメージを把握することも大切です。ポジティブなイメージであれば、それを強みにターゲットへ訴求することができますが、ネガティブなイメージであれば、それを払拭する情報を提供する必要があります。まずは飲食業に対して世間がどんなイメージを持っているのか把握していきましょう。

飲食業のポジティブなイメージ

  • 人と接することの楽しさ
  • 食に関する知識やスキルを身につけられる
  • 多種多様な人との出会い
  • コミュニケーション能力の向上
  • チームで目標達成を共有できる喜び

 ポジティブなイメージとしては、人とのコミュニケーションに関係する面が多くあります。誰にとっても身近な存在である「飲食」だからこそ、食べることへの喜びや、食を通じて人と関わる喜びをイメージしやすいのかと思います。

飲食業のネガティブなイメージ

  • 長時間労働が多い
  • 低賃金
  • 休日が少ない
  • 人間関係のトラブルが多い
  • 業務量が多い

 ネガティブなイメージとしては、長年飲食業界が抱えてきた課題が多く挙げられています。ですが、現在は飲食業界も働き方改革が進み、このようなブラックな働き方は改善傾向にあります。いかにこのイメージを払拭できるかも、人材採用においては重要なポイントになってきます。

3、応募数を増やすための5つの改善策

 ここまで採用マーケットと世間のイメージについて状況を把握してきました。それを踏まえた上で、飲食業界の正社員採用において応募数を獲得するためにはどうしたらいいのでしょうか。その改善策として5つご紹介します。

働きやすい環境をつくる

飲食業に対するネガティブなイメージのほとんどが「労働環境」に関することです。「長時間労働をしない」「残業時間を減らす」「休日を増やす」「有給休暇を取りやすくする」など、働きやすい環境づくりを進めていくことが重要です。

多様なキャリアパスを示す

 コロナ禍以降、飲食業で働くことに将来的な不安を感じている方も増えています。「将来的にどのようなキャリアを築けるのか」「明確な評価基準やキャリア制度はあるのか」など具体的なキャリアパスを示すことで安心感につながります。

給与や福利厚生を充実させる

 正社員採用においては給与や福利厚生の充実は大きなアドバンテージになります。急に給与を上げることは難しい場合もありますが、「社員寮の提供」「各種手当の導入」「資格取得支援」「奨学金支援制度」など、従業員の生活や成長をサポートするような福利厚生を導入してアピールするのも効果的です。

企業文化をSNSで発信する

求人原稿だけでなく、SNSを上手く活用して企業の魅力をアピールすることが大切です。社員インタビューや企業理念の公開など、SNSを使って企業文化を発信することで、共感できる人材の応募につながりやすくなります。

ターゲットを広げる

 

 応募数を増やすためには、ターゲットをより広くする必要があります。「外国籍の方にアプローチする」「年齢幅を広げる」「学歴不問」「副業の許可」など、ターゲットを広げることでより多くの人材にアプローチすることができます。

4、まとめ|飲食業界の採用のご相談は飛竜企画まで

いかがだったでしょうか。飲食業界にとって人材は必要不可欠な存在であり、飲食企業にとって人材不足は避けられない課題です。飛竜企画では飲食業界の採用に対して幅広いノウハウと実績を持っています。飲食業界の採用に困っている方は、お気軽に飛竜企画までご連絡ください。

 
 
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