【歩留まり改善】求人応募後の面接率を上げる方法

昨今の採用シーンでは欠かすことの出来ないアグリゲーション型の求人サービス。
今さら聞けない『採用効果UPに直結する』歩留まり改善案をご紹介します!
人事ラボ編集部のパステル★大嶋です。
近年、Indeedや求人ボックス、スタンバイといったアグリゲーション型の求人サービスを活用する企業が増えています。
特に、30代~40代の主婦層をターゲットとする求人では、応募者が「自分の生活と両立できるか?」を重視する傾向が強く、面接に進む前に不安を感じることが多いです。
家事や育児、家庭の予定と仕事のバランスを考えながら求職活動を行っているため、少しの不安や不明点が面接辞退につながるケースも少なくありません。
応募後のフォローや面接への誘導方法を工夫することで、より多くの主婦層の応募者と接触し、採用につなげることが可能です。
本記事では、特に30代~40代の主婦層に響くアプローチ方法を詳しく解説します。
1、応募から面接までのスピードを重視する
主婦層の求職者は、空いた時間にスマホで求人をチェックし、気になったものに応募することが多いです。
しかし、その後の対応が遅れると、日々の忙しさの中で面接の優先度が下がり、結果的に辞退につながる可能性があります。
また、他の企業が先に連絡をすると、そちらに決めてしまうことも考えられます。
機会損失を防ぐためには、初動が命。まずは、応募から面接までのスピードアップから始めていきましょう。
▼具体的な施策
(1)遅くとも応募後24時間以内に連絡をする:
早めに対応することで、「すぐに話を聞いてくれる会社」と好印象を持ってもらいやすくなります。
(2)自動返信メールで安心感を与える:
「ご応募ありがとうございます!」とすぐに送るだけでなく、面接の流れや職場の雰囲気についても簡単に伝えると、応募者の不安を軽減できます。
(3)メールの件名に工夫を加える:
同時に複数の求人に応募する求職者が多いアグリケーション型の求人市場だと、デフォルトの「ご応募ありがとうございます」では、何の求人からの返信なのかが分からずに埋もれてしまう可能性が高いです。
「面接日程のご案内/株式会社◯◯」
「◯◯様へ|簡単30秒返信で面接確定!」
など、他社との差別化を図る内容を作ってみましょう。
(4)電話やSMSを活用する:
主婦層はメールのチェック頻度が低い場合があるため、電話やSMSでの連絡も検討してみてください。
特に、ターゲットの特性を考えると、LINEの活用は返信率がUPする可能性が高まります。
(5)面接日程の提案を早める:
「この日程なら都合が良い」と即決しやすいよう、最初の連絡時に面接の候補日をいくつか提示してみてください。
2、応募者が面接に進みたくなる、原稿上でのフォローアップ
応募者は面接に進む前に、「本当にこの仕事でいいのか?」と不安を感じることがあります。
特に、アグリゲーション型求人を利用する求職者は、複数の企業へ同時に応募する傾向が強く、結果的に複数社から面接のアプローチを同時に受けることが多いため、選択肢が多く、迷いやすい傾向にあります。
そのため、企業側から適切なフォローを行うことで、安心感を与えることができます。
応募者が安心して面接を受けられる環境を整えることで、辞退率の低減につながります。
▼具体的な施策
(1)応募者向けの職場紹介情報を載せる:
職場の雰囲気がわかる写真やスタッフのコメントを掲載し、職場のイメージを伝えましょう。
(2)よくある質問と回答を事前に共有する:
面接前に不安を解消することで、辞退率を下げることが出来ます。
不安要素を取り除くことで面接率が向上します。
(3)カジュアル面談を実施する:
面接前にオンラインや電話で軽く話せる場を作り、応募者の不安を軽減する手法です。
企業側の雰囲気を知ることで、面接のハードルが下がります。
(4)応募者の悩みをヒアリングする:
事前に不安点を聞き、解決策を提示することで、面接に進むモチベーションを高めます。
3、面接日程の調整を柔軟に
アグリゲーション型求人では、応募者が複数の企業と同時にやり取りをしているため、面接日程の調整が負担になりやすいです。
日程調整の手間が大きいと、応募者は面接を諦めてしまう可能性があります。
企業側が柔軟に対応することで、面接率を大きく向上させることができます。
▼具体的な施策
(1)複数の候補日を提示する:
3つ以上の選択肢を提示し、都合の良い日を選んでもらいます。
(2)オンライン面接の導入:
移動の負担をなくし、気軽に参加できるようにする狙いです。
自宅から面接を受けられるため、特に主婦層にとっては大きなメリットとなります。
(3)土日・夜間面接を可能にする:
日中の時間が取れない応募者にも対応することで、面接の機会を広げることが可能です。(対応可能な企業様のみ)
(4)即日面接の実施:
応募者がすぐに決断できる環境を作ることで、応募~採用までのフローの推移で発生する気持ちの移り変わりを防ぎます。
4、応募者に「この企業で働きたい」と思わせる
アグリゲーション型求人では、他社との比較が容易なため、企業の魅力をしっかり伝えないと埋もれてしまいます。
応募者にとって魅力的なポイントを明確に伝えることで、面接へのモチベーションを高めることができます。
▼具体的な施策
(1)面接のメリットを伝える:
「面接時に職場見学ができる」「面接に来た方全員に特典あり(交通費支給など)」
(2)社員の声を発信する:
「実際に働いている人のインタビュー」をメールやSNSで紹介。
(3)明確なキャリアパスを示す:
「この仕事を続けると、どのように成長できるか」を伝える。
(4)SNSや動画を活用したPR:
動画コンテンツで職場の魅力を伝える。
5、まとめ
求人応募後の面接率を上げるためには、
迅速な対応・適切なフォロー・柔軟なスケジュール調整・企業の魅力発信・求人広告の最適化が重要です。
特に、アグリゲーション型求人を活用する場合は、応募者が他社と比較しやすいため、スピーディーな対応と的確な情報提供が鍵になります。
応募者にとって魅力的な環境を整えることで、面接に進む意欲を高め、採用の成功率を向上させることができます。
これらの施策を実践し、面接率向上を目指してみてください!