【3月の求職者動向まとめ】春の転職・採用戦略!属性別でみる傾向と対策をチェック

3月は年度末であり、求職市場においても大きな動きがある時期です。
新卒学生の就職活動が本格化し、中途社員の転職活動も活発になります。
また、春からの新生活に向けて主婦やフリーターも動きやすい時期です。
企業の人事・採用担当者にとって、ターゲット層ごとの動きを理解し、適切な採用戦略を取ることが重要となります。
そこで今回は、学生・主婦・フリーター・新卒学生・中途社員という5つの属性ごとに、
3月の求職者の動向と、それに対応する求人原稿作成のポイント、採用担当者の具体的な動き方について解説します。
1、属性別で見る3月の求職者の動き
3月は求職者にとって、新しいスタートを切る準備の時期です。
属性ごとの特徴を把握し、適切な採用アプローチを考えていきましょう。
- アルバイト学生
大学生や専門学生にとって、3月はアルバイトを探すタイミングです。
特に、卒業や進級に伴い新しい環境でのアルバイトを探す学生が増加します。
また、春休み期間を利用して短期バイトを探す動きも活発になります。
- 主婦
年度替わりで子どもの進学や生活スタイルが変わるため、主婦層も求職活動を活発化させる時期です。
特に、4月から子どもが保育園や小学校に通うことで就業可能な時間帯が増えるため、パートや短時間勤務の仕事を探す動きが目立ちます。
- フリーター
フリーターにとって、3月は新しい環境への適応やキャリアアップのタイミングです。
特に、正社員を目指す層は、4月入社を目標に転職活動を進めることが多くなります。
- 新卒学生
3月は新卒学生の就職活動が本格化する時期です。
企業のエントリー受付が増え、学生は合同説明会や企業の選考に積極的に参加します。内定獲得を急ぐ学生も増え、短期間での決断を求められることが多くなります。
- 中途社員
転職市場では、3月は年度末の退職者が増えることで求職者が活発に動く時期です。
また、ボーナスを受け取った後の転職活動が加速し、即戦力を求める企業と求職者のマッチングが進みます。
2、属性別でみる求人原稿を作るポイント
求職者が増加する3月は、求人原稿の工夫が採用成功のカギとなります。
求職者のニーズに合った内容を盛り込み、ターゲットに響く情報を明確に伝えることが大切です。
ここでは属性ごとの求人原稿作成のポイントをご紹介します!
- アルバイト学生向け求人原稿のポイント
・短期・長期バイトの各ニーズに合わせた募集要項を記載
・学業との両立できる「シフトの柔軟性」をアピール
・「初心者歓迎」や「研修制度の充実」をアピール
- 主婦向け求人原稿のポイント
・扶養内勤務が可能であるかどうかを記載
・家庭との両立がしやすい「シフトの柔軟性」をアピール
・急な休みにも対応できる職場環境をアピール
- フリーター向け求人原稿のポイント
・安定したシフトの提供が可能かどうかを記載
・正社員登用制度の有無を記載。キャリアアップの可能性をアピール
・「資格取得支援」や「スキルアップ機会」をアピール
- 新卒学生向け求人原稿のポイント
・企業の魅力や成長できる環境を具体的に記載
・選考スケジュールを明確にし、スムーズな応募をアピール
・若手社員の活躍事例を掲載。将来のキャリアパスをイメージ
- 中途社員向け求人原稿のポイント
・マッチング精度を高めるため「業務内容」を詳細に記載
・即戦力として活躍できる職場環境をアピール
・待遇や福利厚生など転職後のメリットをアピール
3、属性別でみる採用担当者の動き方
最後に、企業の採用担当者がこの3月をどう動いていけばいいのか、そのポイントについてご紹介します。
- アルバイト学生に対する採用戦略
求人サイトや大学のキャリアセンターを活用し、広く告知を行うことが重要です。
また、短期バイト希望者には、柔軟なシフトを提示することで、学生が学業と両立しやすい環境を整えましょう。
さらに、SNSを活用することで、学生が気軽に応募できる仕組みを作るのも効果的です。
<ポイント>
・求人サイト等を活用して広く告知
・短期バイト希望者向けに柔軟なシフトを提案
・積極的にSNSを採用に活用
- 主婦に対する採用戦略
主婦層にリーチしやすい求人媒体を活用し、ターゲット層に適したアプローチを行うことが重要です。
面接時には勤務時間の希望をしっかりヒアリングし、家庭の事情を考慮した柔軟な勤務体系を提示することで、働きやすい環境を整えましょう。
<ポイント>
・主婦層にリーチしやすい求人媒体を活用
・面接時に勤務時間の希望をしっかりとヒアリング
・家庭の事情を考慮した柔軟な勤務体系を提案
- フリーターに対する採用戦略
正社員登用やキャリアアップの仕組みを明確に伝えることで、長期的なキャリアを見据えた応募を促します。
また、フリーター向けの合同説明会や求人フェアに積極的に参加し、職場の雰囲気を伝えるために動画や社員インタビューを活用することで、具体的な働くイメージを持ってもらえるよう工夫することも大切です。
<ポイント>
・正社員登用やキャリアアップの仕組みをアピール
・フリーター向けの合同説明会や求人フェアに参加
・動画や社員インタビューを活用
- 新卒学生に対する採用戦略
就職活動が解禁され、3月から企業エントリーなどが一斉にスタートとなります。
そのため、3月はエントリー数が増加するので、選考フローをスムーズに進めることが求められます。
また、内定辞退を防ぐためにフォローアップのコミュニケーションを強化し、学生とのつながりを維持することが大切です。
インターンシップや説明会を増やし、学生との接点を多く持つことで、自社への関心を高めてもらいましょう。
<ポイント>
・学生からのエントリーを迅速に進めるため選考フローをスムーズに
・内定辞退を防ぐため、フォローアップのコミュニケーションを強化
・インターンシップや説明会を増やし、学生との接点を増やす
・DMを積極的に送付し、インターンシップや説明会へ誘導
・HPやSNSの更新頻度を上げ、情報発信を強化
今年度からリクナビサイトがリニューアルされています。
新リクナビは、見え方や使い方など変更点も多くあるため、こちらの記事でしっかり内容をチェックしておきましょう。
※リンク※
◆【新リクナビがオープン】サービス概要と原稿作成のポイントについて解説します!
https://www.jinjilab.jp/article/column/a326
- 中途社員に対する採用戦略
即戦力となる人材を確保するために、スピーディーな選考を実施することが重要です。
また、求職者が不安に感じる社風や定着率についても明確に伝え、安心して転職を決断できるように配慮することも大切。
また、転職エージェントとの連携を強化し、優秀な人材を確保する方法もあります。
<ポイント>
・スピーディーな選考の実施
・求職者の不安を払拭する原稿作成
・転職エージェントで優秀な人材を確保
<まとめ>
いかがだったでしょうか。3月は求職者の動きが活発になる重要な時期です。
それぞれの属性ごとに特徴的な動きがあり、適切な採用戦略が求められます。
求人原稿ではターゲットに響く内容を意識し、採用担当者は求職者の動きに合わせたアプローチを取ることで、効果的な採用活動を行うことができます。
とはいえ、属性に合わせた最適な求人原稿作成や採用戦略の実行はなかなか難しい面もあります。
そんな時は、代理店を上手く活用するのも有効な手段のひとつ。
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