Google広告とYahoo!広告、はじめてやるならどれがおすすめ?

Google広告とYahoo!広告どっちがいいの??
以前の記事で紹介したリスティング広告、実はGoogleだけではなくYahoo!でも配信することが可能なんです。そこで今回はGoogleかYahoo!のどちらの媒体でリスティング広告出稿をすべきなのかについて解説していきます。
1、まずはGoogle広告から始めるべき。その理由とは?
利用者数の違い
検索エンジンとして、国内では人気の高いGoogleとYahoo!、どちらも同じくらい使われていそうですが、実は圧倒的にGoogleが使われているんです。
ウェブ上の統計調査を行うStatCounterによると、2021年10月~2022年10月にかけて国内のサーチエンジンのシェアは、Googleが76%、Yahoo!は16%となっています。
ターゲティングの違い
リスティング広告には広告出稿先のターゲットを選定する機能がありますが、Google広告とYahoo!広告ではターゲティングの設定内容が異なります。
例えば、Googleリスティング広告では「子持ちか否か」設定できるのに対し、Yahoo!では対象項目がありません。また、Googleのリスティング広告では、市町村だけでなく「半径」まで指定することが可能です。
このように、Google広告の方がターゲットをより細かく設定することが出来ます。
ユーザー層の違い
Yahoo!広告は40代から50代、PCユーザーがメイン層です。一方でGoogle広告では、スマホユーザーが多く、比較的若い世代の利用率が高いという特徴があります。
2、Yahoo!広告を選ぶのはどんな時?
ターゲットの年齢層が高いとき
上記でもご紹介しましたが、Yahoo!はメインのユーザー層が40代~60代とGoogleに比べて、年齢層が高いです。商品やサービスのターゲットの年齢層が高い場合はYahoo!広告をおススメします。
ブランドイメージを守りたい時
Yahoo!広告の配信先はYahoo!の提携サイトがメインになっています。ブログなどの個人サイトでは配信されておらず、法人サイトを対象としているため、比較的信頼性の高い媒体で掲載できる点もメリットです。
3、Google広告とYahoo!広告を選ぶ際のポイント
広告予算で決める
広告に使用できる予算が決まっている場合でも、Google広告とYahoo!広告どちらに広告を出稿するかは変わってくるでしょう。
予算が少額(~30万円未満)の場合は、Google広告に注力する事をおススメします。理由は、Google広告の方が日本国内での利用率が高く、より多くのユーザーに広告を配信できる可能性が高いからです。
しかし、以下のような場合はYahoo!広告への出稿を検討しても良いと思います。
- ターゲットユーザーの年齢層が高い
- メインのターゲットユーザーが主婦層、定年退職者
- PCユーザーをターゲットにしている
- Yahoo!のサービス利用者をターゲティングしたい
デバイスで考える
広告で宣伝したい商品やサービスがどのデバイス(PC、スマートフォン、タブレットといった端末)に向いているかを考えることも重要なポイントです。
たとえば、「利用者層」の箇所でお伝えしたようにGoogleユーザーはYahoo!ユーザーと比較してスマートフォンを使用している時間が長いため、スマートフォン向けの商品やサービスの広告に向いていると言えるでしょう。
- スマートフォンアプリ→スマートフォンユーザー向け
- PCパーツ販売→PCユーザー向け
- 若者向けの商品→スマートフォンユーザー向け
このように、商品やサービスのターゲットによって向いているデバイスは異なります。自社の商品がどのデバイス向けなのかを考えた上で、出稿する媒体を選択しましょう
ユーザーの性質を考慮する
「利用者層」の箇所でお伝えしたように、GoogleとYahoo!は利用しているユーザー層が違います。
検索広告の主な表示場所は、それぞれの検索エンジンの検索結果であるため、利用しているユーザーの性質を把握しておくことは非常に大切です。
- 広告で宣伝したい商品やサービスの主なターゲット層
- Googleユーザー、Yahoo!ユーザーそれぞれが持っている性質
Google広告とYahoo!広告どちらかの出稿を考えている場合は、上記2点を比較して、より性質が近い媒体に出稿するべきだと言えるでしょう。