誰が面接?どこを見る?中途採用での選考設計の基本

急な欠員補充から計画的な増員対応まで。中途採用を始めるタイミングは様々ですが、今回は、基本となる採用活動の設計ポイントをお伝えします。
まずは採用までのスケジュールを具体的にイメージしていくために「入社予定日を設定」し、逆算しながら選考やメディア掲載のスケジュールを決定します。
入社予定日は、離職中の方であれば内定から1~2週間でも可能ですが、在職中の方であれば内定から1~2ヶ月程度は必要となります。
1、「担えるか?」「マッチするか?」の2軸をジャッジ
選考時のジャッジポイントを明確にしておくことは重要です。また、それを誰が判断するのか?についても事前に決めておきましょう。
ジャッジポイントの一つは「そのポジションを担えるのか?」という点。ここは主に配属部門で判断すべきポイントです。業界や業務の専門的な知識は入社後に身につけることが出来ると想定し、最低限必要なスキルを明確にしましょう。また、募集ポジションへの応募者の意欲や、成長意欲も併せて加味するようにしましょう。
もう一つ「社風にマッチするか?」という選考ポイントは主観的・感覚的なジャッジになるので、意思決定が出来る経営サイド等の判断を仰ぐことも有効です。
また、担当する面接官は担当する軸を「ジャッジできる人」ということが大前提ですが、自社を代表する人物として「応募者から見て魅力的に感じる人」を任命できるといいですね。
面接の場は、応募者の入社意欲を高める場です。採用したい人を逃さないためには、面接時に動機形成を行い、相手を口説くことも必要です。
2、先手必勝!スピードアップの選考を
転職活動中の人は一番最初に内定をもらった企業に決める確率が高いと言われています。また選考をスピードアップすることで、応募意欲が高い状態を維持しながら進めていくことが出来ます。
スピード選考を進めるためには、事前に面接官のスケジュールを確保しておきましょう。素早い面接日程の提示は、応募者に本気度が伝わり意欲を高めやすくします。
面接後の選考結果も、応募者の想定を上回る速さがベストです。特に応募者が併願している場合は、他社よりも有利な状態を作り出すことが出来ます。選考結果の通知予定日ギリギリではなく、それよりも早い連絡を心掛けましょう。
また次回選考のご案内時に、選考通過のポイントをフィードバックすることで、応募者はうれしい気持ちになり入社意欲をさらに高めてもらえる可能性もあります。
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