YouTuberから学ぶ、求人広告の閲覧率を上げるためのノウハウ

効果を出せる求人広告は、仕掛け次第で作れます。
人事ラボ編集部のパステル★大嶋です。
今回は、「YouTuberから学ぶ、閲覧率(=クリック率)を上げるためのノウハウ」について、採用マーケティングの中に長年籍を置く人間としての見解を交えつつ、お伝えしていければと考えています。
本日のキーワードは1つ。
「F」です。
1、「F」の法則
意識する事は少ないかもしれませんが、人がWebサイトやWebページのコンテンツを見る時、その目線の動きには特徴があると言われています。
皆さまも、Googleで検索して出てきたURLをクリックし、表示されたこのページを見ている今。
左上のロゴからヘッダーを追い、そしてすぐにコンテンツ(文章)を探して目線を落とし、見つけたコンテンツを「どれどれ」と読まれたのではないでしょうか?
<図1.視線の動き方のイメージ>
この目線の動き方を「Fの法則」と呼び、
この法則に則った戦略を立てることで、求職者の興味関心を引いた、良く閲覧される(=クリックを受ける)求人広告を作ることが出来るようになります。
では、法則に則った戦略とは一体何か?
それは、「左端(=職種名の書き出し)」に、今回の求人広告の目玉となる、一番伝えたい情報を記載することです。
赤ペン片手に求人誌とにらめっこをしながら、書いてある求人情報を比較/精査し、印を打った求人の中から、1件1件電話で連絡していく。
30年前、確かにそんな求職者がほとんどだった時代もありました。
ですが、スマートフォンが普及し、知りたい情報をその場で検索することが主流となった今の時代では、残念ながら、情報を一つずつ精査しながら閲覧をしてくれている求職者は、いないと思った方が良いでしょう。
というよりは、求人の量が多すぎて、求職者の方でも、精査したくても出来ないのかもしれません。
だからこそ、興味関心を得るための一番伝えたい情報は、左端の、視点の起点に置くべきです。
<図2.「視線の起点」のイメージ>
ここで役に立つのが、有名YouTuberの方々の動画タイトルの作りです。
名実ともにトップをひた走る超有名YouTuberの方々が実際に投稿されている動画の中で、人気になっている動画のタイトルをいくつか見てみましょう。
<リンク1>
<リンク2>
<リンク3>
加えてサムネイルにも、短いながらインパクトのあるフレーズを入れ、更に引きを作っていることが分かります。
むしろ、「短いのにインパクトがあるからこそ、中身がどんな内容なのか気になる」という気持ちにさせられますよね。
お気づきの方も多いかと思います。
「短いのにインパクトがあるフレーズ」
これが、職種名(=タイトル)における重要項目の1つなのです。
一般的に言われるコピーライティングの考え方として、
キャッチコピーは15文字以内、検索結果で1度に表示される文字の数は28文字から長くても36文字と言われています。
つまり、28文字から長くても36文字の中に、
「【短いのにインパクトのある15文字以内のフレーズ】+職種情報」
がまとまっている職種名。
このパターンの職種名であれば、いわゆる、よくある普通の職種名よりも、効果が出るはずです。
例
<面接時、一品サービス>本格!四川風中華料理店のホール
※27文字
【実働2h】日給保証!待機時間がほとんどの、交通誘導スタッフ
※29文字
これぐらいの長さにまとめた職種名を意識して、求人広告の作成をしてみてください。
「求職者の興味関心」は、ファーストコンタクトの印象をUPさせ(=クリック率を上げ)、有効な応募を取ることが出来る可能性を底上げする、重要な項目です。
職種名の起点、書き出しには、何よりも伝えたい情報を入れましょう!
2、「クリックを受ける求人広告」の仕掛け方
という事で、私がご提案する求人広告の仕掛けは2点。
- 職種名の左端(書き出し)に、命を懸けましょう。
- 短いながらもインパクトのある言葉を入れましょう。
この2つを意識するだけで、
検索を受けたあとの、見込み化(=有効な応募)率が格段にアップする可能性が高いです。
そのためには、他社の求人情報と自社の求人情報を比較して、他の会社が出していない「自社の強み」を見つけたりする、前回まででお伝えしていた内容(https://www.jinjilab.jp/article/column/a40 をご参照ください)を行う必要があるので、
「それだけのために時間を割く余裕がない」というご担当者の皆さまが大勢いらっしゃる事も理解しております。
ひとりひとりが抱える業務量が圧倒的に増えてしまった、今の「労務集約型の仕事になりやすい時代」における、代理店を利用する大きなメリットの中の一つとして、
「業務量の問題/時間の問題で、自社で行う事の出来ない業務を、その道のプロに任せることが出来る」という部分にあると思っております。
コンサルフィーは無料ですので、お気軽にお問合せフォームよりご相談ください。
次回は
「原稿本文(コンテンツ)の質の向上」
について配信予定です。