Googleしごと検索とは?
Googleしごと検索(Google for Jobs)とは、Google検索において求人・採用関係のキーワードで検索したときに、企業の求人情報を検索結果ページの上部に掲載する機能のことです。パソコンとスマートフォンの両方の検索結果で、Googleしごと検索の求人欄は表示されまindeedなどの求人媒体だけではなく、自社サイトを活用した採用(オウンドメディアリクルーティング)に力を入れている企業が増えている中で、Googleしごと検索は重要な存在になっています。
1、Googleしごと検索のメリット
メリット1:自然検索で上位を獲れなくても、ページ上部に表示できる可能性がある
現在は自然検索(通常の検索結果)において、求人系のキーワードで検索上位を獲得することがきわめて難しくなっています。
検索上位には大手採用ポータルサイトやハローワークなどの強力なライバルサイトがひしめきあっており、これらの間に割って入るのは容易ではありません。
しかし、自然検索で勝てなくてもGoogleしごと検索内の順位で3位以内に表示できれば、それらのページを抑えてページ上部へ求人情報を表示することが可能になります。また、Googleしごと検索では検索ユーザーの位置情報によって、掲載順位の変動・最適化がされやすいので、自然検索で苦戦している場合でもGoogleしごと検索なら上位表示される機会は多くなります。
「SEO対策では採用サイトや採用ページを上位表示するのが難しい…」とお悩みの企業ほど、Googleしごと検索を実施するメリットは大きいのです。
メリット2:求職者が近隣の求人情報にアクセスしやすくなる
Googleしごと検索では検索ユーザーの位置情報をもとのに、近くの求人情報ほど優先的に表示されるようになっています。
詳細画面では10km圏内、2km圏内などさらに細かくエリアを絞り込めます。これにより、求職者は通勤時間が短い近隣の求人情報へ効率的にアクセスできます。
アルバイト・パートを探している方にとっては特に大きなメリットですし、正社員の求人を探している方にとっても通勤時間はできるだけ短いにこしたことはありません。
また、雇用者である企業側から考えると、職場の近くにお住まいの方から応募してもらったほうが交通費の負担額は少なくなります。
さらに通勤時間が短い分、時間的・体力的な負担が軽減されるので、従業員により仕事に集中してもらえます
メリット3:求人情報の掲載に料金がかからない
大手の採用ポータルサイトに求人情報を掲載するとかなり高額な費用がかかります。また、求人情報誌やフリーペーパーに出稿する費用も決して安くはありません。
リスティング広告(検索連動型広告)でも採用系のキーワードは高騰の一途をたどっています。職種にもよりますが、
ワンクリックで1,000円以上の費用がかかる事もあります。
現在、企業が社員1人を獲得するのに支払っている採用コストは、
正社員で約40万円~50万円、アルバイト・パートで約5万円以上とされています。
さらに今後は少子化により人手不足が進行するので、採用コストはさらに高騰していくことが予想されています。特に知名度やブランド力が大企業と比較して弱い傾向にある中小企業では、採用ポータルサイトや求人広告の費用負担は重くなるでしょう。
その点、Googleしごと検索なら掲載や登録に費用はかからないので、採用コストを大幅に節約できます。あまりお金がかけられない企業でもGoogleしごと検索を活用すれば、採用活動を大幅に強化できるのです。
2、Googleしごと検索への掲載方法
手順1:採用ページの作成
Googleしごと検索に自社の求人情報を登録・掲載するには採用ページが必要です。この採用ページはGoogleしごと検索上で、検索ユーザーが応募ボタンをクリックしたときのリンク先のページにもなります。
採用ポータルサイトではなく、自社が運営するホームページに採用情報を登録することも可能で、コスト削減にもつながります。
手順2:作成した採用ページに適切なデータを埋め込む(構造化マークアップ)
Googleしごと検索のリンク先にする予定の採用ページを作成したら、次にそのページに構造化データを埋め込みます(この作業を構造化マークアップと呼びます)。
構造化データとは、必要な情報をコンピュータが認識しやすいような形式で記述したデータのことです。Googleのプログラムが内容を理解しやすいように記述されたデータのことを指します。
構造化マークアップはプログラミンの知識がないと少し難しいですが、
こちらのサイトを参考にしてみてください。
手順3:Googleにクロールしてもらい、採用ページをインデックスさせる
前回の記事でも紹介しましたが、Googleにサイトを認知してもらうにはクロールとインデックス登録をする必要があります。前回の記事でも紹介しましたが、Googleにサイトを認知してもらうにはクロールとインデックス登録をする必要があります。 採用ページを作成して構造化データを追加しても、クローラーがそのページに到達して情報を持ち帰り(クロール)、Google内のデータベースに登録(インデックス)しないと、Googleしごと検索には求人情報が表示されないのです。
数日たてばクロールとインデックス登録が完了します。
Googleしごと検索は便利な機能ですが、構造化データのマークアップなど、プログラミングやパソコンの知識が必要な作業も出てきますので、分からないことがあれば飛竜企画までお気軽にご相談ください。