2022年9月の有効求人倍率が厚生労働省より発表されました。
有効求人倍率(季節調整値)は1.34倍と0.02ポイント上回る。
厚生労働省一般職業紹介状況によると令和4年9月の有効求人倍率は1.34倍で、前月に比べて0.02ポイント上回り、令和4年9月の新規求人倍率は2.27倍で、前月に比べて0.05ポイント下回りました。またパートタイムを除く、常用雇用(正社員)の有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍となり、前月を0.01ポイント上回りました。
1、常用雇用(正社員)の9月同月の求人状況を過去10年振り返る
(厚生労働省 一般職業紹介状況 令和4年9月)
常用雇用(正社員)の求人倍率が前月に続き3年ぶりに1倍を超え、求人数は増加傾向です。一方、就職件数は昨年度より減っており結果として充足率は9.9%となり昨年同時期より1.1ポイントダウン、先月と比べても0.2ポイントダウンしています。充足率が下がるということは、企業にとっては人員が確保しづらい環境といえます。
※充足率=就職件数÷新規求人件数×100
2、産業別で昨年度より伸びている業種
9月度月間新規有効求人の産業別では、金融,保険業(34%増)、宿泊業,飲食サービス業(31%増)、複合サービス業(28.0%増)、生活関連サービス業,娯楽業(23%増)などで増加となりました。

(厚生労働省 一般職業紹介状況 令和4年9月)
GoToキャンペーンや円安需要による海外からの旅行客増加などを背景に宿泊・飲食サービスの求人や生活関連サービス業・娯楽業の求人増加が
後押しして各業種の求人件数が伸び居てきている状況です。
(文責:人事ラボ編集部)