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クリエイティブラボ|リファラル採用とは!?

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クリエイティブラボ|リファラル採用とは!?

リファラル採用とは、自社の社員を通して知人や友人を紹介・推薦してもらい、選考を行う採用手法です。
※リファラル(referral)…委託、紹介、推薦

求人媒体や人材紹介会社などを通さないので、採用コストも大幅に抑えることができ、
さらには、その会社に属する社員が人柄まで深く知っている友人・知人を紹介してくれるので、
ミスマッチの予防にも繋がります。

アメリカではすでに、多くの企業がこのリファラル採用を取り入れていますが、
日本でもどんどん増えてきており、「ビズリーチ」や「メルカリ」、「カヤック」などの
有名企業がこのリファラル採用で成功をおさめています。

<リファラル採用と縁故採用の違い>
社員からの紹介で採用するという点は共通していますが、
縁故採用は、社長や経営幹部など影響力を持った社員の繋がりによる"コネ”入社を指すのに対し、
リファラル採用は自社ですでに働いている社員からの人材の紹介や推薦を経て、
採用基準を満たした方のみを採用します。ここに大きな違いがあります。



目次
1.リファラル採用のメリット
2.リファラル採用のデメリット
3.リファラル採用の導入手順
4.最後に



1.リファラル採用のメリット
リファラル採用には大きく分けて3つのメリットがあります。

仲良し.jpg

①採用コストの大幅な削減
リファラル採用は、基本的に採用にコストがかかりません。
(採用サイトへの掲載料、紹介会社への手数料がないため)
※紹介してくれた社員にインセンティブ等を渡す制度を取り入れた場合は、その分のコストはかかります。

②会社に合う人財の採用・定着率の向上
自社の社員が、その人柄までよく知っている友人・知人の中から、自社に合う人を紹介してくれるので、当然採用の精度は非常に高くなります。そして、その結果、定着率も自然と向上していきます。

③会社の一体感が生まれる
その会社に属する社員が、会社の理念や大切にしている価値観に共感する仲間を紹介してくれるので、だんだんと会社に一体感が生まれてきます。

2.リファラル採用のデメリット
リファラル採用には大きく分けて3つのデメリットがあります。

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①紹介者不採用による本人と紹介者の関係悪化
社員の大切な友人や知人が不採用になってしまった際に、社員と友人・知人の関係が悪化してしまうリスクがあります。そのため、不採用の通知方法はもちろん、後のフォローまで気を付けなければいけません。

②同一職場での仕事による本人と紹介者の関係悪化
リファラル採用に成功すると、社員とその友人・知人の関係が、フランクに付き合っていたプライベートな関係から、ビジネスの関係に変わります。上司部下といった上下の関係になることもありますし、時には厳しいことも言わなければいけません。

③好ましくない派閥の形成
リファラル採用を、会社の理念や大切にしている価値観に反する社員にお願いしてしまうと、その人を中心に社内によくない派閥が形成されてしまう場合があります。やはり、そもそもリファラル採用活動をしてもらう社員を慎重に選ばなければいけません。

以上がリファラル採用で想定し、対策をとっておかなければいけない代表的なデメリットです。

3.リファラル採用の導入手順
リファラル採用の導入を成功させるために、何よりも大切なことは「小さな成功からはじめる」ことです。

①まずは少人数でプロジェクトを発足する
人は本質的に、自分がいいと思ったものしか人に紹介しません。
つまり、リファラル採用においても、会社を好きな社員しか友人・知人に自社を紹介してくれません。
まずは、そういった社員を複数人集めて、プロジェクトチームを発足させます。
このプロジェクトの中で、リファラル採用をスムーズに行うためのしくみや採用制度の改良をしていきます。
紹介してくれた社員に対してのインセンティブ制度を導入してもいいですし、
社内広報用に簡単なチラシなどを作成するのもいいでしょう。
リファラル採用を円滑に浸透させるには、社員が負担に感じずに紹介できるようにすることが重要です。

②メンバーを増やし、リファラル採用のプロジェクトを推進する
リファラル採用での小さな成功を社内につくることができたら、次はそれを拡大していきます。
メンバーを増やし、ある一定の期間内での採用成功を目指します。リファラル採用専用のツールなども出てきているので、それを活用するのも1つです。
こうしてだんだんと社内にリファラル採用を浸透させていきます。

③最後に全社員へ展開
全社員へリファラル採用の実施をお願いしていきます。
リファラル採用が進めば進むほど、会社の理念や、大切にしている価値観に共感した社員が増えていくので、リファラル採用を実施してくれる社員も自然と増えていきます。

4.最後に
リファラル採用に関して、少しでも疑問は解消されたでしょうか?
導入に成功すると、リファラル採用は非常に強力な武器になります。
この機会にぜひ、導入をご検討されてはいかがでしょうか?

リファラル採用に関して気になる点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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